・Unityプログラマーってどんな仕事なの?
・Unityプログラマーとしてフリーランスで独立したい…
・Unityプログラマーになるにはどうすればいいの?
こんな悩みや疑問を解決します。
IT技術の発達により、今まで以上にクラウド利用や、Webサービスの需要が高まってきています。
その結果、ITエンジニア・プログラマーが圧倒的に足りなくなってきています。
経済産業省が公表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査」では、2030年には最大で79万人のIT人材が不足すると試算されています。
将来、ITプログラマーになろう、未経験でジョブチェンジしよう、フリーランスとして独立したいと思っている方向けに、プログラマの仕事、収入、案件の獲得方法などを紹介します。
今回はUnityプログラマーについてです。
いろいろなプログラマー職種
プログラマー | 詳細 (仕事、年収、将来性) |
推定平均年収 (フリーランス) |
PHP | 詳細を確認する | 650〜800万円 |
Java | 詳細を確認する | 650〜900万円 |
JavaScript | 詳細を確認する | 450〜950万円 |
Ruby | 詳細を確認する | 700〜1000万円 |
Swift | 詳細を確認する | 650〜1100万円 |
Python | 詳細を確認する | 750〜1100万円 |
Go | 詳細を確認する | 650〜1000万円 |
Contents
Unityプログラマーの仕事は何?
Unityと言えば2005年に誕生した、主にゲーム開発に使われる言語です。プログラミング言語というよりは、開発環境プラットフォームという感じです。上の画像が実際の開発環境です。
サクサク、ゲームのキャラクターを作ったり、キャラクターやオブジェクトに動きをつけたりできます。
iOS、Android上で動くスマフォのゲーム開発がメインでしたが、今ではいろいろなプラットフォームに対応しています。
このように、PlaystationやWii Uなどのコンシューマー向けゲーム、さらにはWindows、MacなどのOSでも動かすことができるため、Unityの利用範囲は拡大中です。
スマートフォンのゲームアプリ開発
3Dゲーム開発
3Dシミュレーター(医療・自動車)
VR・ARサービスの開発
こんな感じの仕事があります。
多くケースでは、ゲームのストーリ設計に従い、キャラや背景を描画し、動き(アニメーション)をつけることが仕事。いわゆるユーザエンド(ユーザーが実際に目にする部分)の開発になります。
また、キャラが特定の場所に動いたりした後に行われるイベントは、サーバー側で処理をします。サーバーサイド側の開発経験を持っていると、仕事に幅が広がります。
いずれにせよ、当たり前ではありますが、Unityプログラム(開発環境)の使い方をしっかりと理解しておくことが求められます。
実際には、Unityだけで商用レベルのゲーム開発をすることはなく、C#を合わせて使います。
ゲームの様々な処理や描画をする際に、C#が利用されています。
Unity上で生成したキャラクターは、それだけだと動きもせず表示されるだけです。コントローラーで動かそうとしても動きません。そこでC#の出番です。
コントローラーからの命令にしたがって、特定の動作をさせるために、C#でスクリプトを作成することになります。
このように、Unityプログラマーの仕事を、簡潔に言うと「Unity環境で見た目を開発+C#で動きをつける」になります。
最近ではゲーム開発の他に、シミュレーションに利用されるようになってきました。
シミュレーション??とイメージが沸かない方は、ぜひ下の1分動画を見てください。こんなすごい映像が作れちゃいます。
このように、車のデザインを3Dでお客さんにイメージをしてもらう。VR/AR※を利用してバーチャルな都市を作って、実際に車での便利な生活を体験してもらったりしています。
(※VR(仮想現実):現実の情報は遮断して、仮想世界のみを描く:AR(拡張現実):現実に仮想の情報を重ね合わせる)
また、製造業では、部品の作り方などの手順を3Dマニュアルで作っています。3Dのほうが、作業イメージがしやすく、オペミスを減らすことができるからです。
例えば、TOYOTAではデザイン、エンジニアリング、従業員のトレーニングなどにUnityを使っています。
このように、Unityはデザインのシミュレーションや業務マニュアルなどで利用されるようになってきており、これから多くの業界で使われることになります。
Unityプログラマーの収入事情ってどうなの?
Unityプログラマーとして企業で働く収入は、フリーランススタートの調査によると509万円でした。
一方で、フリーランスのJavaプログラマーの年収は、レバテックフリーランス情報によると、888万円でした。
また、案件単価は、業務内容によって大きく変わります。
(参照:フリーランススタート)
こんな感じです。働く条件(時間、業務内容)はもちろん違うので一概に比較することはできませんが、高額な案件は140万円、安い案件では20万円となっており大きな差があります。
多くの案件は、60万〜80万円を推移していることが多いです。
上記のように、Unityプログラマーの仕事のほとんどがゲーム開発です。また、一部の案件では、VR/ARアプリの開発だったり、すでに開発されているゲームアプリの保守・運用だったりします。
Unityプログラマーとしてフリーランスになるには?
Unityプログラマーとしてフリーランスになるなら、まずは会社での実績を積むべきです。
未経験で、いきなり案件が取るのは難しいからです。少なくとも1年間、できれば3年間の経験を積むといいでしょう。
ITエンジニアでの転職を探すなら、IT求人ナビ転職がおすすめです。
給料をもらいながら、3ヶ月の研修後に現場に配属されるサービスもあり、初心者でも安心して利用できます。
未経験の方は、プログラミングスクールに通って知識を習得しましょう
TECHACADEMYのUnityコースが一番だと思います。
Youtuberでも有名な、マコなり社長が運営しているプログラミングスクールです。
基本から学び、2D、3Dのアプリを実際に作りながら勉強します。Unityはもちろん、動作をコントールするC#のスキルも同時に学べます。
最後は、自分オリジナルのアプリを開発して、実際に世の中にアプリをリリースするところまで行います。
自作アプリのリリースは一つの実績として案件を探す時に有利になるので一石二鳥です。
プログラムの勉強は未経験者だと、どうしてもわからないことが多く、挫折することが多いのですが、TECHACADEMYは厳選された、通過率10%のパーソナルメンターのサポートが充実しているので、安心して受講できます。
また、フリーランスとしてUnityプログラマとしてやっていくなら、Asset Storeの使い方や知識を入れておきましょう。
Unityで使用できる、様々な3Dモデルの素材や画像を購入することができます。また開発をよりしやすくするためのプラグインもあります。
Unityの開発環境をインストールしていれば、すぐに使えることができます。
例えば、Japanese Streetというアセットを使えば、下記のような背景を一から作らずに利用することができます。
Unityプログラマーとして案件を獲得するには?
Unityプログラマーとして案件を獲得するなら、フリーランスITエンジニア専門のエージェントを利用するのが一般的です。
自分の力だけで、企業に営業して案件をとるのはかなり難しいからです。さらには、契約手続き、税務・事務の業務を自分一人でやることは大変な作業です。
プログラマーとしてやっていきたいのに、事務系の仕事に追われてしまっては、元も子もありません。
メジャーなエージェントのリストは下記になります。
エージェントごとに特徴が違う(常駐型、週3、リモートOK、保険制度あり等…)ので、ぜひ確認して、あなたにあう案件を探してみてください。
エージェント | 詳細 | 案件数 |
ギークスジョブ | レビューを見る | 1575件 |
エンジニアルート | レビューを見る | 164件 |
Midworks | レビューを見る | 1521件 |
フューチャリズム | レビューを見る | 2238件 |
クラウドテック | レビューを見る | 7533件 |
ポテパンフリーランス | レビューを見る | 438件 |
フォスターフリーランス | レビューを見る | 347件 |
※案件数は記事執筆時点のものになります。
「いきなり企業案件にトライするのがちょっと…」と思う人には、クラウドワークスやココナラなどのスキルマッチングサービスで、個人案件を狙いましょう。
個人案件だと、企業案件に比べて要求は厳しくないですし、納期の調整なども比較的にしやすいです。
まずは比較的、楽な案件で経験を積むのもありです。
Unityプログラマーの今後
IT業界の変遷はとても早く、主流に使われていたプログラムが数年後には時代遅れになるなんてこともありえます。
「Unityプログラマーを続けていても大丈夫だろうか?」と不安になる方もいると思います。
今後のUnityプログラマーの未来はどうなるのでしょうか。
将来的にVR/AR社会になりだしたらunityはワード、スプレッドシート位社会人だと必須ツールみたいなポジションになりそう
— mekezzo #CryptoArtFes 準備中 (@mogmogvr) January 27, 2021
VR/ARがサービスとして利用される時代が、すぐそこにきているのは間違いないです。
その時にUnityが今まで以上に日の目を浴びることになるでしょう。
10年後の近未来では、Unityプログラマはなくてはならない存在になります。今のうちからスキルを磨いておくことは百害あって一利なしです。
歳を取って「PCが使えない」「携帯が使えない」っていう感覚で、近い将来自分たちが「Unityもまとも使えないんですか?」みたいに言われる未来が見えて怖いよ…怖いよ…
— えびごはん🦐🍚 (@ebi_gohan) January 8, 2020
笑い話のように聞こえるかもですが、かめリーマンは現実的な話なのかなと思っています。
今の高齢者がスマフォを使うことができずに四苦八苦しているのと同様に、私がおじいちゃんになった時に、孫からこんなことを言われる時代がくるのではないでしょうか。
それだけ、技術の進歩は早いのです。
プログラマーとして生計を立てるのであれば、中長期のトレンドを見極めて、新しいプログラミング言語のスキルを事前に勉強しておくことは、必須です。
UnityはSwiftやGo言語と同様に、数年後には今のメジャーな言語に入れ替わって主役に躍り出る可能性も十分にありますよ。
最後に、ITフリーランスとしておすすめの他の職種情報をまとめてみました。
いろいろなITエンジニア職種
フリーランス職種 | 平均案件報酬 | 詳細 |
WordPressエンジニア | 60万円〜80万円 | 詳細を見る |
Webコーダー | 30万円〜50万円 | 詳細を見る |
フロントエンジニア | 60万円〜80万円 | 詳細を見る |
動画編集者 | 0.5万円〜1万円(動画1本) | 詳細を見る |
ブロガー | 10万円〜300万円(月収) | 詳細を見る |
データサイエンティスト | 80万円〜120万円 | 詳細を見る |
https://makenippon.com/wordpress/enjoy-life-english/archives/4243