・Swiftプログラマーってどんな仕事なの?
・Swiftプログラマーとしてフリーランスで独立したい…
・Swiftプログラマーになるにはどうすればいいの?
こんな悩みや疑問を解決します。
IT技術の発達により、今まで以上にクラウド利用や、Webサービスの需要が高まってきています。
その結果、ITエンジニア・プログラマーが圧倒的に足りなくなってきています。
経済産業省が公表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査」では、2030年には最大で79万人のIT人材が不足すると試算されています。
将来、ITプログラマーになろう、未経験でジョブチェンジしよう、フリーランスとして独立したいと思っている方向けに、プログラマの仕事、収入、案件の獲得方法などを紹介します。
今回はSwiftプログラマーについてです。
いろいろなプログラマー職種
プログラマー | 詳細 (仕事、年収、将来性) |
推定平均年収 (フリーランス) |
PHP | 詳細を確認する | 650〜800万円 |
Java | 詳細を確認する | 650〜900万円 |
JavaScript | 詳細を確認する | 450〜950万円 |
Ruby | 詳細を確認する | 700〜1000万円 |
Python | 詳細を確認する | 750〜1100万円 |
Go | 詳細を確認する | 650〜1000万円 |
Unity | 詳細を確認する | 650〜1000万円 |
Contents
Swiftプログラマーの仕事は何?
Swiftは2014年にApple社が発表した比較的新しいプログラミング言語です。
Apple社の言語ですから、やはりメインはMacのアプリ、IPhoneやIPadのアプリの開発に使われるのがほとんどです。
Swiftが誕生する以前は、Objective-Cが使われていましたが、専門性が高く使いづらいとの評判から、Swiftが生まれました。
Objective-Cに比べると、直感的にわかりやすく、圧倒的に少ないコード量でアプリケーションが開発できます。
これから開発するMac、IPhoneなどのアプリは、ほぼSwiftで作られるでしょう。
すでにObjective-Cで開発したものを、Swiftに移植する案件もあります。
Swiftの方が、ObjectiveCに比べると、処理速度が2.6倍も早くなるからです。
Macのアプリ開発
IPhone・IPadのアプリ開発
Object-Cで開発したアプリの移植
こんな感じで、とにかくApple社製品向けのプログラミング言語ですね。
アプリの種類も、下記のようにマンガ、医療系、レシピ、グルメなど様々な分野での案件があります。
記事執筆時点で、レバテックフリーランスで調査したところ495件もの案件が見つかりました。
Appleは2021年の上半期に、IPhoneの製造を30%決めており、昨今のIPhoneブームを考えると、今後もますます市場が伸びていくでしょう。
Swiftでアプリを作る案件も一緒に増えていくはずです。
また、Swiftの特徴は、初心者でも簡単に学習をスタートできるところです。
子供たちでも、勉強ができるように、無料で教育プログラムを提供しています。IPadとSwift Playgroundsを使えば、すぐに学ぶことができるのです。
Appleでは、このようにプログラミングを通じて、子供たちに物づくりの楽しさ、プログラミングの面白さを伝えています。
同時に、将来のApple製品のファンを増やしているのでしょう。とても戦略的なアプローチです。
デメリットを上げるとすれば、Swiftはまだ生まれたばかりの言語であること。
日本語の参考書や解説サイトがあまりありません。わからないことはインターネットで英語で調べたり、英語の専門書籍を読む必要があります。
逆に言うと、英語でSwiftを扱えるようになると、世界中のどこからでも必要とされる貴重なプログラマーになれ、年収1000万超えも余裕で狙えます。
多くのアプリ開発の仕事は、Xcodeと呼ばれる統合開発環境を利用するものです。
とても便利なコーディングの編集機能があり、コードの自動補完、検索機能の動作も早く、ユーザーインターフェースの部品をドラッグ&ドロップでコードと関連付けも可能です。
直感的に開発ができるので、Swift(XCode)でのアプリ開発は、他の言語に比べて初心者でも取り組めます。
Swiftプログラマーの収入事情ってどうなの?
未経験の方、これからフリーランスを考えている方は、Swiftの需要、報酬単価及び将来性について、状況を把握するようにしましょう。
Swiftがプログラミング業界において、どんなポジションなのか、どれくらいの需要があり、報酬単価はどれくらいかを知っておくことで、モチベーションも変わってくるからです。
Swiftプログラマーとして企業で働く収入は、TECH Street(テックストリート)の調査によると479万円でした。
一方で、フリーランスのJavaプログラマーの年収は、フリーランススタートの情報によると、902万円でした。案件の単価をみてみると、
参照:フリーランススタート
案件の平均単価は、72.3万円、最高単価は140万円、最低単価は30万円です。(記事執筆時点)
ピンキリではありますが、アプリの新規開発の案件の多くは、70万円を超えていました。
また、案件単価は実績経験で異なってきます。
PHPでの実務経験2〜3年:60万円/月
PHPでの実務経験3年〜5:70万円/月
PHPでの実務経験5年以上:84万円/月 Swiftでの実務経験1年未満:35万円/月
企業側が希望する実務経験は、3年を望む傾向が強いです。
将来、独立してフリーランスで生計を立てるつもりなら、企業でSwiftプログラマとして3年は働くか、自分でIPhoneなどのアプリをいくつか開発して、リリースする実績を作っておきましょう。
Swiftプログラマーとしてフリーランスになるには?
Swiftプログラマーとしてフリーランスになるなら、まずは会社での実績を積むべきです。
未経験で、いきなり案件が取るのは難しいからです。少なくとも1年間、できれば3年間の経験を積むといいでしょう。
ある程度プログラミングの経験がある方は、IT求人ナビ転職でSwiftを扱える企業に転職するのがおすすめです。
フリーランスで一番重要な、実績をすぐに積めるからです。
給料をもらいながら、3ヶ月の研修後に現場に配属されるサービスもあり、初心者でも安心して利用できます。
未経験の方は、プログラミングスクールに通って知識を習得しましょう
TECHACADEMYのiPhoneアプリコースがおすすめです。
Youtuberでも有名な、マコなり社長が運営しているプログラミングスクールです。
マコなり社長の考え方、なりを理解するなら一度はこの動画をみておくといいです。とても感銘を受けました。
カリキュラムは以下です。
Swift、Xcodeはもちろんのこと、iOSアプリが利用するサーバー側の機能をクラウドベースで利用できるFireBaseの使い方も学べます。
iPhone、iPad、Mac用のアプリ開発に必要なスキルを全て網羅しています。
また、実際にアプリ4つリリースできるので、実績を積むと言う観点でもおすすめです。
また、TECHACADEMYのメンターのレベルが高いことで評判が良いです。
プログラムの勉強は未経験者だと、どうしてもわからないことが多く、挫折することが多いのですが、TECHACADEMYは厳選された、通過率10%のパーソナルメンターのサポートが充実しているので、安心して受講できます。
Swiftを使った開発スキルを証明するには、「App Development with Swift」の取得をおすすめします。これがあれば、かなり案件獲得の際に有利になり、高収入が期待できます。
出題範囲はこちらから確認できます。まだ、日本語版の試験はなく、英語です。試験時間は50分、受験料は税別で9,800円です。(記事執筆時点)
Swiftプログラマーとして案件を獲得するには?
Swiftプログラマーとして案件を獲得するなら、フリーランスITエンジニア専門のエージェントを利用するのが一般的です。
自分の力だけで、企業に営業して案件をとるのはかなり難しいからです。さらには、契約手続き、税務・事務の業務を自分一人でやることは大変な作業です。
プログラマーとしてやっていきたいのに、事務系の仕事に追われてしまっては、元も子もありません。
メジャーなエージェントのリストは下記になります。
エージェントごとに特徴が違う(常駐型、週3、リモートOK、保険制度あり等…)ので、ぜひ確認して、あなたにあう案件を探してみてください。
エージェント | 詳細 | 案件数 |
ギークスジョブ | レビューを見る | 1575件 |
エンジニアルート | レビューを見る | 164件 |
Midworks | レビューを見る | 1521件 |
フューチャリズム | レビューを見る | 2238件 |
クラウドテック | レビューを見る | 7533件 |
ポテパンフリーランス | レビューを見る | 438件 |
フォスターフリーランス | レビューを見る | 347件 |
※案件数は記事執筆時点のものになります。
「いきなり企業案件にトライするのがちょっと…」と思う人には、クラウドワークスやココナラなどのスキルマッチングサービスで、個人案件を狙いましょう。
個人案件だと、企業案件に比べて要求は厳しくないですし、納期の調整なども比較的にしやすいです。
まずは比較的楽な案件で経験を積むのもありですね。
Swiftプログラマーの今後
IT業界の変遷はとても早く、主流に使われていたプログラムが、数年後には時代遅れになるなんてこともありえます。
「Swiftプログラマーを続けていても大丈夫だろうか?」と不安になる方もいると思います。
今後のSwiftプログラマーの未来はどうなるのでしょうか。
結論から言うと、Swiftはこれから大きく需要が高まっていく業界です。
年々、AppleのアプリがSwiftで開発されている数は間違いなく増えているからです。
さらにアプリだけでなく、Apple WatchもSwiftで開発されており、「Apple製品=Swift」になっており、確実に需要は高まっています。
SwiftはApple社の製品だけでなく、Webアプリケーションのサーバーサイド側の開発にも利用できるようになりました。
まだ、そこまで利用されていませんが、今後はサーバーサイド側の言語としても需要が見込まれるため、より案件は増えていくでしょう。
Swiftはお得だと思います
・現場にSwiftできる人間わりと少ないので希少価値あり
・Xcodeの扱いなど、iOS得意じゃない方はできないのでSwift(iOSアプリ開発経験ある人)は需要あり
・今後Objective-CからSwiftに移行する案件がわりと出てくる、はず笑#プログラミング#エンジニア#Swift
— まる@フリーランスエンジニア(Swift) (@j2ndu4DNj8I4t14) September 10, 2020
実際にSwiftの案件は、上述したとおり実際に増えてきています。
わかりにくかったOjbectiveーCで作られた無数のアプリケーションも、今後のことを考えて、Swiftに移植しておこうとしているからです。
今後swiftでアプリ会社に勤め、その後フリーランスとしてやっていこうか考えているが、swiftは単価が安いと聞いて心配に思ってる。と、DMもらいました。
私のアドバイスとしては、気にしないことです。商流、ポジション、案件によってさまざまです。
安いものはswift以外にもあります。
— 長谷部雄介 (@hasebe_yuusuke) June 28, 2020
Swiftだから安い、PHPだから高いなんてことはありません。どのプログラミング言語でも、高い案件もあれば安い案件もあります。
大切なのは、実績を積むこと。実績なしのプログラマに高い報酬を企業は払いません。
案件の価格で不安になる時間があれば、とにかく実績を積むことに集中しましょう。自然と高い案件を掴むことができるようになります。
悩んでも解決できないことに時間を費やすのは愚の骨頂です。
最後に、ITフリーランスとしておすすめの他の職種情報をまとめてみました。
いろいろなITエンジニア職種
フリーランス職種 | 平均案件報酬 | 詳細 |
WordPressエンジニア | 60万円〜80万円 | 詳細を見る |
Webコーダー | 30万円〜50万円 | 詳細を見る |
フロントエンジニア | 60万円〜80万円 | 詳細を見る |
動画編集者 | 0.5万円〜1万円(動画1本) | 詳細を見る |
ブロガー | 10万円〜300万円(月収) | 詳細を見る |
データサイエンティスト | 80万円〜120万円 | 詳細を見る |