大学在学中、多くの時間と労力をかけて行う一大イベント「就活」
すんなりと内定をもらい、卒業後に何の問題もなく社会人として勤務するという人は実際には少ないものです。
就活で内定をもらえずに大学の卒業を迎えてしまい「既卒」になってしまう失敗や、内定をもらえ卒業後に就職したものの、想像していたような企業ではなく挫折し、退職してしまう失敗がありますが、どちらの失敗もそれだけで人生がダメになるというわけではないのです。
この記事では、そんな「就活に失敗しても焦らないで「なぜ失敗したのかを明確にする重要性」について解説していきたいと思います。
Contents
就活に失敗してしまった時の心理状態
「そもそも就活で内定が取れない」「内定をもらい、就職したがうまくいかずに退職してしまった」
どちらの失敗も人生において重要なターニングポイントになる出来事ですよね。
同じ就活生の友人や知人は次々と内定をもらったり、卒業後も順調に企業にアジャストして羨ましく思ってきます。
自分だけ内定が取れなかったり、就職後すぐに退職してしまうと「取り残されたような感覚」を感じてしまうことでしょう。
内定をもらえない期間が長くなると、「このままじゃヤバい!」「もっと早く真剣に就活に取り組めば良かった」という焦りが芽生えるでしょう。
就職後に無念の退職をした場合には、
「もっとしっかりとキャリアプランを明確にしてから就職先を選べばよかった」
「自分と企業のイメージに相違がないかじっくりと判断すれば良かった」
と後悔をするはずです。
どちらのパターンも、精神的なダメージは本当に大きなものだと思います。
しかし、しっかりとその就活の失敗をフィードバックして、同じ失敗をしないようにしてから次に進めば、結果的に大きな失敗にはならないのです。
良い就職をするのがある意味でゴールになってしまっている大学生にとって就活の失敗は大きな挫折だと感じるかもしれません。
そんなことに挫折を感じる必要は全くありません。
長い長い人生においては大げさではなくほんのかすり傷程度なのです。
下記データをみてください。
参照:パーソナル総合研究所(就職活動と入社後の実態に関する定量調査)
就職する前は「仕事を楽しむぞぉ!」と意気揚々としている学生が約80%。
実際に働いてみて「いやぁ、仕事楽しいなぁ!( ´ ▽ ` )ノ」という社会人は35.3%
そして退職。。
就活がうまくいった学生ですら、実際に働いて想像していた社会人ライフとのギャップにショックを受けて、会社辞めようかな、田舎に帰ろうかなって考え始めるのです。
就活の失敗なんて大したことではないですね。壮大な人生設計の中の1過程にすぎず、失敗を将来の成功にリンクさせれば、その失敗も成功に変えられるのではないでしょうか。
お笑い芸人、キングコングの西野亮廣さんの近畿大での卒業スピーチがとても勇気付けられます。
「過去は変えられるけど、未来は変えられない」
就活がうまくいかない、会社がつまらないって思っている人はぜひ、ご覧ください。
過去の失敗なんて、自分の捉え方で意味を変えられる。とても大事な考え方ではないでしょうか。
就活に失敗してしまった原因を明確にする重要性
就活に失敗してしまったら、まずは「なぜ失敗してしまったのか」を深く考え、原因を明確にすることです。未来に向かって過去を分析し、過去の失敗を今後の成功の糧にしてあげましょう。
もちろん、その失敗に落ち込みすぎてしまい、フィードバックして次に活かす努力なんてやる気が起きないことでしょう。
ましては、自分に自信がなくなってしまう可能性もあるでしょう。
でも、ここだけは譲れません。
ε-(´∀`; )
ε-(´∀`; )
ε-(´∀`; )
。。。とは思いませんが。。。
次に活かすためのフィードバックは重要です。
やれば道は拓けるし、やらなければどん底に落ちていくだけです。
必ずやりましょう。
なぜならば、その失敗を糧にしなければ就活に1年以上の時間と労力をかけた過去が無駄になってしまいますし、未来の可能性も狭めてしまうからです。
自分の人脈で一番良いアドバイスをもらえる先輩や知人などに「客観的な意見」をたくさん聞いたり、本やネットの情報、そして自分自身の気持ちにじっくりと耳を傾けるのです。
重要なのは「決して焦らないこと」
失敗すると無意識にそれをリカバリーしようとすぐに次の行動(就活)に移ってしまいがちですが、まずは一度立ち止まり、次の未来への地図をしっかりと書き直すのです。
就活の失敗もその後の成功率を上げる良い経験になる
冷静に考えてみると、現代社会において、「人生において良い会社に就職することが何よりの目的」という人はあまりいないのではないでしょうか。
誤解を恐れず言うと、20年前の古い考え方です。
「いいかぁ、おまぃら。終身雇用という素晴らしい制度がある日本国はいかに新卒で優良企業に入るかが、人生での最重要事項でアァァァァァル!( ̄^ ̄)ゞ」
なんて、考えは今の時代には意味プーです。
インターネットでどこからでも世界に繋がれる現代では、良い会社=勝ち組という図式ではなくなってきています。
もちろん、良い会社に就職することができれば、安定した高い収入と社会的信用が高くなるのは事実です。
しかし、就活に1度失敗したとしても、しっかりと「自分の強み」や「どんな業種、企業が自分に合っているのか」といったものを明確にして再挑戦すれば、きっと良い会社に就職することもできるはずです。
最近では、自分を一つの商品としてネットを利用し社会に売り込むことで、会社という組織に縛られずに大きな成功を掴んでいる人も多くなってきています。
そう、成功の形は人それぞれ違っているのです。
大企業に就職しなくても、趣味のマラソンで人生を楽しく過ごしている人、2流、3流と呼ばれる大学卒でも起業して社長をやっている人、フリーランスとしてブログの記事を執筆代行して十分な稼ぎをえている人。
世の中にはいろいろな人がいます。
大切なのは他人と比べないこと。
あなたが何をしたいのか、じっくりと過去を分析しながら、未来に目線を向けることです。
もしも1度就活に失敗してしまったとしたならば、「過去と現在の自分を見つめ直し、未来の自分がどうありたいか、どのように勝負したいのか」をしっかりと考えてみるチャンスができたと思えば良いのです。
就活に成功した人でも、何となく企業に勤め続けるだけではきっと充実した人生にはならないでしょう。
🐢の歴史
●有名進学塾に通う小学生
●期末テストトップ5の中学生
●県内有数の進学校生
●猛勉強して旧帝大学生
●大手企業に入社、若手ホープ
●海外事業開拓を成功期待に必至に答えるために働く自分が嫌になり退職。
🐢「会社辞めたわ」
母「やっぱりね」
この言葉に救われた。#働き方改革
— カメのこうら@海外リーマンブロガー (@Marceryoma) December 3, 2019
将来良い会社への就職がすべてではないということを悟る日がくることでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
内定をもらえずに卒業を迎えてしまった失敗。
内定をもらって就職してみたが、自分と合わずに退職してしまった失敗。
どちらも失敗ではありますが、自分の将来を見つめ直し大きな成功を手に入れる為の重要なターニングポイントともいえるのです。
もしも就活に失敗して深く悩んでいるという人や、これから就活するにあたって自分がうまくやれるか不安という人は、この記事の内容のような「失敗=人生の終わり」ではないという認識で落ち込まずにフィードバックしてから次への一歩を踏み出していただきたいと思います。