・将来、海外で働いてみたいけど、TOEICのスコアはどれくらいがいいの?
・TOEICスコア高いだけで、実際に海外で働けるの?
・アメリカ・アジア圏で必要な、TOEICの点数の目安は?
こんな悩みや疑問を解決します。
英語を勉強している理由の1つに、
「将来、海外で働く」
この目標を掲げる人も多いです。
終わりのない長き、英語の勉強は、
目標の見える化が大切です。
その1つの手段として、
英語の力がどれくらいあれば、海外で働けるレベルなのか、
基準を知っておくべきです。
TOEICの点数ですね。
これくらいあれば「海外でも働くことができる!」
という基準について紹介します。
結論から言うと、
こんな感じです。
よく他のサイトでは、
「TOEICなんて意味ない」とかいう声を耳にします。
この議論は別記事に譲るとして、
企業があなたの英語力を判断する時に、
TOEICを「指標」に使っています。
スコアを、アピールする作業は必須ですよね。
かめリーマンは、シンガポールで働いており、
過去に12か国で働いた経験あります。(かめリーマンTwitter)
この記事では、
「海外の各国での、TOEICのスコアの目安」と
「海外で実務に使える英語の勉強方法」を解説します。
Contents
海外で働くために必要なTOEICスコアをまとめました
日本人が駐在などで、働く可能性が高いのが、
英語がネイティブなアメリカ、イギリス、オーストラリア。
そしてアジア圏の国です。
アジアが多いのは、ビジネス商習慣が似ているから。
企業が海外進出するなら、まずアジアとなるからです。
上記の国で働くために必要な、TOEICのスコアの基準をまとめました。
アメリカ・イギリス・オーストラリア:900点以上+経験
いわゆる、英語がネイティブ(母国語)の国です。
この国では、英語が話せる人がほとんどで、
話せない人の方がレアです。
ネイティブ国では、英語を話すスピードは速いし、
リエゾン、リンキングなど、英語独特の短縮や、
スラングだったり、崩れた英語を使うので、
TOEICの点数が高くても、最初の数年は、苦労する人がほとんど。
それでも、多くの経験者が言うのは、
「TOEICで900点レベルの英語の基盤がなければ死んでた。。。」
こんな感じの意見です。
ビジネスでは、細かい仕様の調整や、
価格のネゴシエーションなど、
英語がネイティブのビジネスマンと戦うには、
TOEIC900点ですら、最低限必要なレベルだと思った方がいいでしょう。
若い時にアメリカ赴任が決まったのですが、その際の会社側の条件が赴任直前に受けるTOEICスコアか900を超える事で必死に勉強しギリで超えたことを思い出しました。
ただ、今と比較すると、多分今の方が実務的な英語力は遥かに上かなあと感じます。ただ今受けてもTOEIC 900は取れませんが😅
— くまのセカンドライフwithシェフ🇯🇵🇺🇸🇩🇪🇸🇬 (@juniorg5gti) December 23, 2020
【日系企業でのTOEICの重要性】
就活でどれだけ優遇されるかは?だけど、入社後は希望キャリアを掴みやすくなるので超オススメ。僕は入社3年目に非留学独学でTOEIC900オーバーして、本社マーケに異動。日系大手の友人も同時期に900超えして半年後にアメリカ勤務。キャリア面でTOEICはオススメです💡
— アルフ (@Shukatsu_0707) May 16, 2020
シンガポール:TOEIC 860点以上
TOEICで言う、評価Aの860点以上の点数が必要です。
シンガポールは公用語が4つあります。
英語、マレー語、タミル語、中国語です。
ほとんどのシンガポールの方は英語が話せます。(一部年を取った年配の方は話せない人もいます。)
多民族国家で同郷には、
それぞれの言語(マレー、タミル、中国語)で話しますが、
会社では、基本英語で話します。
シンガポールは、教育に非常に熱心で、
かつての日本のお受験戦争に、
似たような雰囲気があり、
子供達はかなり勉強をしています。
英語能力ランキングでアジア1位、世界で3位。
今となってはシンガポール大学は、
東大を大学ランキングで抜いてます。
世界中の優秀な学生が、シンガポール大学に学びにきていますよ。
英語は母国語になっており、子供の教育環境も整備されている。
結果、英語を話すレベルはかなり高いです。アメリカと変わらない。
こんなシンガポールでは、英語が話せないと、
まず現場で仕事をするのは難しいです。
もう一つのシンガポールの特徴が、
世界中の外資企業が、アジアのリージョンヘッドをシンガポールに設置。
「〇〇アジアパシフィック」とか「△△APAC」という社名がよく見られます。
アメリカ、イギリス企業がたくさんいます。
このような企業で働くシンガポール人は、もちろん英語が話せます。
シンガポール人だけでなく、出稼ぎに来ている、
マレーシア人、インドネシア人なんかも、みんなペラペラ。
シンガポール歴8年の、かめリーマンの経験上、
860点が必要最低限の点数。
あとは現場で経験を積みましょう。
ビジネスタームに慣れてきて、
ビジネスカルチャーを理解できてきたら、
もう大丈夫です。
シンガポールという、アジアビジネストップの国で働くためには
基準は、860点とお考えください。
マレーシア:TOEIC 730点以上
マレーシアは、シンガポールの次に、
発展しているところだと思います。
ジョホールバルはシンガポールに隣接していて、車で40分くらい。
毎日、ジョホールからシンガポールまで、通勤いる人も多いです。
マレーシアを一言で表すなら、フォロー・ザ・シンガポール。
ほとんどの人が英語を話せます。
母国語はマレー語ですが、英語を使っている人がほとんど。
家族ぐるみのお付き合いがある、
マレーシア人のパパがの印象的な言葉があります。
「マレーシアで就職しても、給料が安いんだよ。一生懸命勉強して、海外の企業に就職するのが親孝行。だから英語は必須で勉強するよ。」
とのことでした。
マレーシアで働くには、シンガポール同様の英語レベルが必要かと思います。
ただ、シンガポールと違って、そこまでネイティブイングリッシュの人が少ないです。
マレーシア英語に慣れさえすれば、TOEIC730点でも対応可能です。
繰り返しになりますが、あとは現地で経験を積むだけです。
フィリピン:TOEIC 730点以上
フィリピンといえば英語留学。
「フィリピン留学」とか「セブ島」留学を思い浮かべる人も。
母国語は英語です。
ほとんどの人が、英語を話すことができます。
ただ、フィリピン人の性格なのか、
こちらの英語が、そんなに流暢でなくても、
ジェスチャーも入れながら話せば、
聞いてくれる人が多かったです。
日本人に優しい。
個人的には、シンガポールやネイティブの人たちより、
めっちゃ話を聞いてくれるので、
仕事はやりやすかったです。
よって、820点と言いたいところですが730点でオッケーです。
ただ、フィリピンで現地採用するときはリスクが伴います。
求人に書かれている給与条件とか、福利厚生が、
実際に入社してみたら、全然違う…
ブラック企業も意外に多いらしいです。
ベトナム・タイ・インドネシア:TOEIC 600点
ベトナム、タイやインドネシアは、
母国語が英語ではありません。
ベトナム語、タイ語、インドネシア語ですね。
レストラン、交通などほとんどの場所で、
英語は通じるのですが、
ローカルのお店に行くと、
英語が通じないところもあります。
シンガポールやマレーシアと比べると、
英語の話せる人の割合は、少ないです。
会議の資料も、ローカルの場では現地語のことも多いです。
かめリーマンがいる時は、
資料が英語だったり現地語だったり。
会議も最初は英語なのですが、
途中からタイ語で盛り上がります。
「Let’s我慢大会」です。
ビジネスでネゴなどする場合は、
現地人どうしで、物事を詰めていく必要があります。
日本人は営業サポート、資料作成や会社内での打ち合わせがメインになります。
社内ですから、気の知れた仲間との会話がメインなので、
ゆっくり丁寧に時間をかけて、
お互い英語でコミュニケーションすることが多いので、
TOEIC600点あれば十分です。
英語の力というより、拙い英語をしっかり聞いて、
じっくりゆっくりコミニュケーションする力の方が
大切かなと感じました。
その他の国は、英語能力ランキングを見て把握しよう
上記以外の国の、TOEICの基準を知りたい方もいるでしょう。
EFという言語習得や国際交流、学業、修学旅行などを組み合わせた、
国際キャリアを目指すための、コースやプログラムを提供している企業があります。
EFが出している、世界最大規模の英語能力ランキングを、
参考にするのがベターです。
海外で働く時の、目安になります。
(参考:EF DPI)
アメリカなどのネイティブ国は、
ランキングに入っていないようです。
列ごとに英語のレベルを分けています。()のTOIECスコアは私の主観です。
ちなみに、上述した、アジア圏の国の順位は、
シンガポールはダントツですね。
自分の行きたい国を確認して、
TOEICで必要なスコアの基準を確認しましょう。
日本人が最初に海外で働くならアジアが一番オススメ
アメリカなどのネイティブ国は、
かなり高いレベルの英語力が必要とされます。
かめリーマンの経験上、
日本人が最初に海外で働くなら、
アジアをイチオシします。
理由1:食べ物が会う
長く海外にいればいるほど、強く感じるようになったのですが、
日本人はやっぱり、ご飯やヌードルが主食であるということです。
サウジアラビアに半年間いた時は、
ほとんど毎日、肉か豆料理でした。
最初の1週間くらいは、
新しい国に来たことで興奮もあり、
モチベーションも高いです。
「美味しい、うまいぜ!」と食べていましたが、
2週間もしたら「ご飯に醤油かけて食いたい。。」となってしまいました。
ピザ、パスタ、お肉料理も、
もちろん日本人は大好きだと思いますが、
やはり、毎日になると辛いです。
その点、アジア圏はご飯だったり、麺類が主食で、
豊富なので日本人でも飽きることがあまりありません。
理由2:そこまで英語ができなくても働ける
アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの英語が母国語の国は、
英語の話すスピードが、めちゃくちゃ早いしです。
さらにリエゾン(省略みたいなもの)を知らないと、
聞き取れないため、いきなり働くにはハードルが高いです。
一方で、
アジア圏は英語がネイティブな国は少ないし、日本人に好意的な国が多い。
働きやすいんです。
例えば、タイやインドネシアは、
英語が母国語ではないので、
日本人と同じような、
英語のレベルの人が多いです。
ゆっくりじっくり会話する傾向が強いため、
日本人には働きやすい環境ですよ。
TOEICのスコアを効率的にアップする方法
海外で働くために必要なスコアはわかりました。
後は、スコアをどうやってゲットするかです。
「TOEICのスコア=英語が話せる」ではありませんが、
日本企業で働いている限り、TOEICのスコアは重要な指標になります。
企業が駐在員を選別するとき、
出張者を決めるとき、
海外部門に配属させるとき、
企業は、社員のTOEICのスコアを見て判断するからです。
300点と900点、どっちが選ばれるかは一目瞭然です。
今月は、シンガポールにマレーシア、タイ。
来月は、アメリカ、カナダ、ブラジル。
「世界中を駆け回って、忙しいぜ俺…」
充実度満点の社会人生活が送れます。
とは言え、TOEICのスコアを上げるのは簡単ではありません。
3ヶ月、聞き流すだけでスコアが300点UP!!
なんてことは、ドラクエⅢで、レベル5でバラモスを倒すのと同じくらい不可能です。
そんな人におすすめなのが、すきま時間でサクッと勉強できる「スタディサプリ」です。
リスニング、リーディングはもちろん、スコアを効率的に上げるための、
ディクテーションに、シャドーイングも全て勉強できます。
ランチ中、コーヒー休憩、タバコ休憩、トイレでうんこする、
10分〜15分を使って、すきま時間勉強できます。
こまめに勉強することで、時間の確保しやすいですし、苦痛を感じにくい。
気づいたらトータルで、1時間以上勉強しちゃっています。
皆さんもこんな経験はありませんか。
満員電車の中で、勉強するぞ!と意気込んで気づいたら爆睡。
帰宅時にカフェで勉強するぞと頑張るけど、三日坊主。
上司に怒られてむしゃくしゃして、勉強できない。
ただでさえ、仕事で忙しいのに、勉強時間を確保するのは、難しいですよね。
その点、スタディサプリのアプリは、色々と工夫がされていて使い勝手が良いです。
A:モバイルをタップするだけで、好きな文章、単語を聞くことができます。速度も3段階に設定でき、自分のレベルに合ったリスニングの勉強が簡単にできちゃいます。
A:モバイル片手で、全ての勉強ができます。参考書をめくったり、聞きたい音声を探すといっためんどくさい作業がありません。サラリーマンが効率的に勉強するためのデザインにこだわっています。
超有名予備校の関先生の講義があるので、基礎がない人でも一から学ぶ環境を準備してくれます。
本番形式の問題4000問(200問×20セット)、英単語は1,500。AIの選定による問題演習や、苦手診断してくれます。他の参考書や問題集は入りません。
分厚い参考書も、音声データを自分で入れることも、何も入りません。全てはモバイルの中にあります。ぜひ利用してみましょう。
月額3,278円(2022年9月18日現在)です。7日間は無料で使えるので、お試しで機能を確認できます。1ヶ月だけ使用して、退会することもOKです。
(追記)まだ、TOEICの勉強をしていない方へ。今すぐ始めた方が良いです。言語の勉強は若ければ若いほど、定着率が高いです。3ヶ月後より、1ヶ月後、明日より、今日です。
歳をとれば取るほど、仕事への責任も増え、忙しくなります。結婚して、子供も生まれるでしょう。自分の時間の確保は、今より難しくなります。
TOEICの勉強すら継続できない人に、海外で働ける日なんて来ないです。逆に言えば、TO勉強さえすれば、スコアは上がります。さっさとあげて、海外に飛び出しましょう。
ぶっちゃけ、継続するかしないかだけ。スタディサプリなら、継続できる可能性が高いですから、頼ってガンガン勉強しましょう。
TOEICの勉強に加えて、現地で使える英語を勉強しよう
TOEICで高得点を取るために勉強して、ついに900点突破。
これで海外に行って、いきなりバリバリ仕事ができるか否か。
答えは否です。
TOEIC(一般的な)ってLisningとReadingだけです。
この二つのスキルは、確実にアップしますが、
「話す」ことに関しては、別と考える必要があります。
これだけは、経験がものをいう分野です。
とにかくたくさんの人と話す。
そのために、オンライン英会話を活用しましょう。
海外に行かなくても、世界中のネイティブの先生と会話ができます。
最高の環境であるのは間違いないのですが、
それほれと、簡単に申し込めるものではありません。
決して安くはないですから。
A:先生が合わなかったら、次から変えましょう。先生は自分で選べます。いろんな国の英語に触れた方が、リスニング力は上がるので、積極的に変えてしまった方がベターです。
A:空いている講師がいれば、予約なしでリアルタイムに受講できるオンライン英会話があります。さらに、月額定額で受け放題なんてサービスもあります。(ネイティブキャンプ
)
毎日1レッスンがベストです。言語は継続が全て。1日3時間やって、次は1週間後よりも、毎日10分の方がスキルアップします。
ただ、個人差があるので、受講しながらカウンセリングを受けられる、オンライン英会話があるので、それを利用してみるのもありです。(レアジョブ英会話)
最近は、ビジネスに特化してる、オンライン英会話が増えています。海外赴任者向けの、短期集中英会話コースや、今直面している仕事に必要な特定スキル(プレゼン、ネゴシエーション、ディスカッション)を学べる、グローバルビジネス用のスキルコースもあります(Berlitz)
TOEICでベースの知識を身につけたら、後は実践あるのみです。言語は人とのコミニュケーション。オンライン英会話で、経験を積んで、海外を飛び回るビジネスマンになりましょう。
アジア英語になれる
アジア英語はネイティブ英語と違い、癖があります。
余裕がある人は、アジアの各国の英語を聞いておくと良いです。
現場に言った時に、
発音の違いに戸惑うことがあるのですが、
その予防になります。
アジア9カ国の、超有名リーダーたちが、
国際の場で披露した、
英語スピーチをまとめた本があります。
実際のスピーチもCDで聞くことができます。
英語を話す人口は、ノンネイティブの方がはるかに多いです。
そんな時代には、相手がどこの国の人であろうと、
誤解を与えることなく、簡潔な英語で、
自分の意図をわかりやすく伝えることが重要。
誤解を恐れずいうと、英語が綺麗か、スムーズかなんてどうでもいいです。
アジアの著名人のスピーチがまとめられた、アジアの英語。
とても参考になるし、勇気づけられます。
ネイティブでなくても、綺麗な英語でなくてもいいんですよって!
一冊バイブルとして持ってはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。
各国では、どれくらいのTOEICスコアを目指せば良いのか、
基準を紹介しました。
海外と一言で言っても、
アメリカのようなネイティブ国では、
当然のように高いスコア(900点)が
最低限必要でしょう。
不安な人は、まずはアジアで、
働くことを検討してみてはいかがでしょうか。
英語の能力ランキングで紹介したように、
アジアだって、シンガポール・マレーシアでは、
かなり高い英語力が要求されます。
一方で、英語が母国語ではない、
タイやインドネシアでは、
そこまでの英語力は必要ありません。
あなたが働きたい国をチェックして、勉強のモチベーションになればと思います。