・社会人になって、仕事ができるための必須スキルって?
・新入社員の同僚の中でもトップレベルで昇進したい…
・ビジネススキルをあげるには20代から何をすべきなの?
新入社員として入社すると、最初は慣れない仕事ばかりで大変です。
気づくと、仕事に追われ、残業の毎日。
土日は、残業の疲れでお昼まで爆睡して、あっという間に月曜日。
こんな生活スタイルになってしまう、新入社員も少なくありません。
この仕事のやり方ではいけませんね。仕事ができる人になりましょう。
一言でいうと「仕事対応のフレームワーク」があり、使いこなせる人になることです。
仕事への取り組み方を変えれば、30歳になる頃には、同僚たちに圧倒的な差をつけられます。
会社で一目置かれる、中堅社員・さらには役員になることもあるでしょう。
同世代のエースとして、スピード昇進、給与アップを実現できます。
カメリーマンは、大手日系企業で働いていましたが、この記事で紹介することを継続しただけで、課長までの昇格は同世代でトップタイでした。(その後、会社に嫌気がさして辞職、今は海外で働いてますがw)
この記事では、新入社員・20代の時から実施すべき、仕事のやり方について解説します。
これを実現するだけで、社内評価が上がるだけでなく、仕事をこなすスピードも圧倒的に早くなり、仕事そのものが楽しくなるので、いいことづくめです。
人生の30年ほどを、仕事に費やすのですから、いやいややるのではなく、自己成長させるツールとして利用してやるくらいの、気持ちでいきましょう。
Contents
受動から能動スタイルへ
まず、最初に意識して欲しいのは、「新人の時は言われたことを、こなすだけでいい」ではダメだと言うこと。
もちろん、見たこともやったこともない業務をアサインされるのだから、こなすだけで精一杯になるでしょう。
しかし、その状態が続くと、2〜3年もすると与らえた仕事しかしない、「仕事まちまち社畜君」になってしまいます。
これは典型的なNGな仕事のやり方です。
大切なのは、与えられた仕事に大して、自分なりに1つでもいいから「こうしたら、もっとさ作業が早くできる」、「他にこういうことも一緒にやったらよりいいのでは」などと、付加価値を添えて、仕事をこなすことです。
カメリーマンは日系企業で働いているときに、多くの20代後半の社員を見てきましたが、2つに大別されます。
・言われたことだけしかやらない社員
・言われたことは当然こなし、そこに付加価値をつけてくる社員
仕事ができる人はどちらでしょうか。30代で一目置かれる社員はどちらでしょうか。
明白ですね。
30代になって、「今から自発的な人間になって、会社に貢献しよう!」と思っても、いきなりできません。簡単にできるなら、みな優秀な社員になってますよね。
20代の頃から、日々の業務に大していかに能動的にアプローチするか。
継続した人だけが、仕事に付加価値を産み出し、業務を効率化し、仕事自体がどんどん楽しくなるサイクルに突入できると、肝に銘じておきましょう。
「仕事対応」のフレームワークを作る
では、能動的にやるにはどうしたらいいのでしょうか。
がむしゃらにやっても能動的ではありますが、これは好ましくありません。
あなたが頑張って作業した仕事のアウトプットが、会社のプラスになっていることが大切です。
一番困るのが、とにかく一生懸命頑張って、夜遅くまで残業して、出てきたアウトプットが、全く期待されているものでないパターン。
会社は残業代は払わなければならないし、仕事はできていないので、他の人をアサインしなくてはいけません。一石二鳥のまさに逆。
当たり前のことですが、与えられた仕事に対して、期待されているアウトプットを出さなければ、単なる無駄な作業になり、あなたの評価は急降下と心に止めておきましょう。
ゴールに向かうはずが、逆走してはいけません。
ゴールへ一直線でダッシュできるようにするには、レールが必要です。
仕事をする上でのフレームワークを作りましょう。
カメリーマンが、実践したのは「仕事対応のフレームワーク」
これさえ、自分のお腹の底に、ブレない基盤として持っておけば、どの仕事でも対応できます。
上司が「期待するアウトプット+付加価値」の提供ができます。
かめリーマンは、仕事対応のフレームワークの骨子を言語化すると、以下だと思っています。
「与えられた仕事の現状を正確に把握」→「仕事で期待されている根本を見極める」→「効果的な作業方法を考え抜く」→「ぶれることなく実行する」
こちらは、私がバイブルとしている「世界一優しい問題解決の授業」を読み込んで、仕事に落とし込んだものです。
1時間もあれば読めてしまう、ページ数が少ない本ですが、これほど簡潔かつわかりやすい本に出会ったことはありません。この思考過程は、どんな仕事をする上でも役に立ちます。
それぞれのフレームワークについて、簡単に説明しておきます。
与えられた仕事の現状を正確に把握する
そもそも与えられた仕事が何であるかを、把握しているようでしていない若手社員は、意外と多いです。
例えば、「オンラインゲームの市場について調べてくれる」と上司から依頼されたら、あなたは何を考えますか。
インターネットで調べて、パワポでまとめればいいやと思うかもしれません。
これは正解かもしれないし、不正解かもしれません。
上司は「コンサルにお金払って、情報収集したものを求めている」かもしれません。この場合は不正解です。
依頼に対して、現状把握をきっちりしてください。上司とのすり合わせが大切です。
「A部長、この情報は、部長が何かの資料を作成するための、情報収集の段階でしょうか。それとも、お客様に説明するための資料を、私が作るという理解で良いでしょうか」
依頼が、単なる情報集取なのか、はたまた正式な資料として配布されるものなのかで、やるべきことは大きく変わると思います。
これは「作業を依頼した背景の確認」です
その他にも「納期はいつまでか」、「提出の形式は何か(パワポ、ワードドキュメントなど)」、「特に気をつける点はないか」をベースに、上司にコミニュケーションをとりましょう。
現状を把握することで、あなたがすべき作業の計画を、より正確に立てられるようになります。
仕事で期待されている根本を見極める
次に考えるべきことは、上司があなたに何を期待しているのか。
じっくり見極めることです。
「部長からは、インターネットからできるだけ多くのオンラインゲーム市場に関係する情報を集めてくれ」と言われたとします。
そこであなたは3日頑張って作業して、回答します。
「部長、オンラインゲーム市場の調査しました。参考になるURLを100個、メールで送りました。読んでください」
これで、部長はあなたのことを評価してくれるでしょうか。
答えはNoですよね。
部長が1つ1つURLをチェックしなければならないなら、あなたと同じ作業をしなくてはいけません。あなたの付加価値が全くありませんね。
「部長は、オンラインゲーム市場に新規参入するか知りたいようだ。ここ5年間の市場予測を調べて、簡潔に資料にまとめよう。」
さらに、
「市場規模だけでなく、競合情報もあった方がいいだろうなぁ。いくら市場が大きくても、すでに他社の独占市場だったら、参入しても失敗する可能性もあるもんなぁ」
さらに、
「オンラインゲームと括っても、ロールプレイングゲームだったり、格闘型ゲームだったり、種類がいろいろある。どのジャンルの市場がホットなのかも調べて報告しよう」
依頼された仕事に対する、アウトプットは無限に広がります。こうやって「自分で考える」習慣をつけるようにしましょう。
効果的な作業方法を考え抜く
さて、部長の依頼に対して、満点以上の回答を出すために、やるべきことは自分の中で明確になりました。
次に考えるべきことは、「いかに効率的にやるか」
どんなに素晴らしいアウトプットを出しても、部長に提出するのが、3ヶ月後では遅すぎますよね。
納期に関して合意を得たら、いかにその納期(できればそれより早く)内で、仕事を完了させるかです。
さて、どうやって仕事を始めましょうか?
いきなり、google先生に「オンライン、市場」と調べて、かたっぱしから読み込んでいく人がいます。
あっという間に1日がすぎ、読んだだけで、頭の中にも入っていない、何をまとめていいかもわからない。
こんな社員になっていけません。まさに仕事ができない人のやり方です。
例えば、納期は1週間であれば、大きなマイルストーンを設定しましょう。
【1日目】
・インターネットで有益な情報(市場、協業、ジャンル)のURL収集
→細かいことは気にせず、とにかく情報を収集する。
【2日目】
・収集した情報からキーワード、キーセンテンスの抜き出し
・報告レポートのストーリボードの作成
→収集した情報の概要を把握して、上司に報告するレポートの骨子を決める。
【3日目】
・各ストーリボードに入れ込む情報を収集した記事から抜粋する
・ドラフトの作成
→納期を意識して、不足あれどいったんドラフトを完成させる。
【4日目】
・ドラフトを再度見直し、不足な情報があれば収集
・ドラフトのバージョン2を作成
→ここで一通り、完成させる
【5日目】
・レポートの体裁を整える
→時間に余裕があるなら、理解しづらそうな箇所があれば、図・グラフを用いて改善する。(グラフ・図ありきの資料はNG。必要ないのにとりあえず入れてはいけない)
このように、納期までにすべきマイルストーンを設定することで、頭の中が整理されるので、余計な不安がなくなります。
何も考えずに、とりあえず進めると、かえって時間はかかるし、品質も悪くなってしまいます。
効率的にやる方法とは、作業項目をスケジュールに合わせて落とし込むこと。新入社員は、これだけでまずは十分です。
言われれば簡単ですが、実行できている人はほとんどいません。
理解できると実行できるには、想像以上の大きなハードルがあるのです。
余裕が出てきたら、それぞれのタスクを効率的にやる(インターネットから効率的に情報収集する方法を考える。例:Webクローラーを利用する)ことを考えていきましょう。
ぶれることなく実行する
前項で効率的にやる方法を考えて、スケジュールを設定したら、ブレずにやってください。
作業していると「あっ。これもやった方がいいのでは」とか「このやり方よりも、あのやり方がいいかもしれない」と思うことが出てきます。
それでも、今回の作業に関しては、決めたタスクを黙々とこなしましょう。
作業中に出てきた、付加価値をやりたくなる気持ちはわかりますが、グッとこらえましょう。次回の時に取り込めばいいのです。
ますは、立てた計画がしっかり遂行できるかです。
それすら遂行できないようでは、新しいアイデアなんて途中で混ぜ込んだら、ゴチャゴチャになって、期待されるアウトプットは出せません。
何が起きようとも、ブレなく、淡々と、決めたことをこなすメンタルを意識して持つようにしてください。
仕事ができる人の鉄板です。
また、決めたタスクが時間通りに終わらなくても、その段階で次のステップに進めてください。
それが、現時点でのあなたの実力です。
その作業を延長して、残りの作業の時間がなくなり、余計に焦って、より品質を悪くしてしまいます。
これが、自分の実力と認め、ブレずに進めてください。
メンタルを維持する方法として、私がいつも心に止めているワードがあります。
「どんなに高品質のものを提出しても、上司から修正指示は入るもの」
どうせ、修正指示が入るんだから、悩みすぎても時間の無駄。
納得いかないものでも、完成させて提出しましょう。
何度も修正指示をもらうことで、上司の要求する傾向や好みがわかってきますので、今度は効率的に作業がもっとできるようになります。
よく言われる「100%の出来を目指すな、60%の出来で提出しろ」はこれが理由です。
あなたの100%の出来は、上司にとって100%でないことが、ほとんどだからです。
「資料は修正されるもの」と思って、割り切って仕事してください。
メンタルコントロールも大切なスキルの1つです。生まれつきメンタルが強い人はいません。訓練すれば、意識的に強化することができます。
英語は今からやれば、誰でも社内評価をあげるツールに
話がガラッと変わりますが、英語は絶対にやっておいた方がいいです。
詳細は別記事にまとめていますが、英語ができる人材が足りないと考えている日系企業は80%にも及ぶと言われています。
これだけでも、やる価値があると思いませんか。
https://makenippon.com/wordpress/enjoy-life-english/archives/219
グローバル化、多様性が叫ばれ、日系企業が海外に進出している数は、10年前に比べて2倍程度になっています。
英語ができると、業務を独力でできる30代になった頃には、おもがけない仕事(海外駐在、役員海外出張のアテンド etc.)がアサインされることがあるでしょう。
そこで結果を出せば、あなたの地位はさらに揺るぎないものになります。
まとめ
いかがでしたか。
新入社員の時からしておくとよい、仕事の仕方を解説しました。
内容自体は難しいことではありません。それでも、多忙になるとついつい、行き当たりばったりで作業を開始してしまいます。
仕事ができる人は、多忙になればなるほど、フレームワークを重視します。
フレームワークにしたがって、自分でとことん考え抜いて、普段の仕事の遂行することで、自然と自分のビジネススキルがアップする。
仕事対応のフレームワークは、ビジネスマンとしてあなたを成長させてくれる、最高のツールです。
受動的な「仕事まちまち君」になってはいけない
仕事をがむしゃらにやらない。フレームワークを使おう
フレームワーク1:与えられた仕事の現状を正確に把握する
フレームワーク2:仕事で期待されている根本を見極める
フレームワーク3:効果的な作業方法を考え抜く
フレームワーク4:ぶれることなく実行する
社会人になる前は、学校で習ったことを理解して、テストで解けば評価されました。
答えは1つで、とても対応しやすいのです。
ビジネスの世界においては、答えは1つではありませんし、上司ですら答えなんてわかっていないのです。
大切なのは、答えを見つけるのではなく、与えられた仕事をこなすのではなく、あなたの考えを付加させ、提案することです。
20代の頃から、考えて考えて考えぬいて、提案型の仕事を続ける。
間違いなく30代で輝くポジションにたどり着けます。
やるべきことはシンプルです。ぜひ今のうちから習慣づけるようにしてくださいね。