・英会話はどうやって勉強すればいいの?
・英会話ってとにかく数をこなせばいいんでしょ?
・英会話通っているけど全然話せるようにならない…
英語を勉強してリスニングはある程度できるけど、なかなかスピーキングは苦手。
そんな日本人がとても多い気がします。
これは日本の英語教育が「読み・書き」主体になってしまっている弊害です。
学生時代はほとんど英語をアウトプットをする機会はなく、社会人になって急に仕事で必要に。話せるわけがないですね。
まずいと思って、英会話スクールに通うもいつまでたっても話せるようにならない。
このような悩みを持っているかた向けに、この記事では以下について解説します。
英語が話せるようになる仕組みを理解する
自分が今、どのレベルなのかを把握する
初級者〜上級者ごとに英会話の勉強の始め方がわかる
英会話は、やみくもに勉強しても寄り道ばかりになりがちです。
かめリーマンも今では海外でローカル採用で5年以上働いていますが、英会話のスキルアップにはとても苦労しました。1週間に2〜3回、なんとなくオンライン英会話を受講。。
いつまでたってもスキルアップしませんでした。
その時に、自分のレベルにあった勉強方法を見つけることが本当に大切なんだと気づきました。
ちょっとしたコツを知っているか知っていないかで、上達の度合いが大きく変わりますのでぜひ、参考にしてください。
Contents
英会話の勉強法は暗記に頼っても実践重視でもダメ
英会話の勉強を成功させるには、2つの基本原則を押さえておく必要があります。
1つ目は、英語の教科書知識(文法、構文など)の暗記ばかりの勉強ばかりではダメ
2つ目は、とにかくネイティブとたくさん話せばいいと思っているのは間違い
1つ目は暗記系、2つ目が実戦系の勉強です。
どちらも必要ないと言っているのではなく、勉強する順番と量を意識することが大切です。
暗記だけの勉強でも多少は話せるようになるでしょう。
でも、応用が効かないので想定外のことを聞かれたときに対処できません。
外国人とたくさん話すと、多少はスピーキングの力が身につきます。
でも、英文法や構文の基礎がないと、途中で必ず伸び悩みの壁にぶつかります。
片言の単語をつないで、文法めちゃくちゃでも、相手が推測してわかってくれているだけだったと気づきます。
これでは、数字などを扱うビジネスではあまりにもリスクが大きいです。
暗記と実践の両方の順番を意識して、バランスよく実施することが、英会話の勉強法の基本原則になります。
まずはあなたの英会話のレベルが初級、中級、上級のどれになるのかを、考えてみてください。
それぞれのレベルにあった勉強法で勉強を始めましょう。
英会話の初級者の定義と勉強の始め方
まずは初級レベルから。
英会話:初級レベル
初級レベルとは、簡単な会話がパッと頭に出てこないレベルです。
英語を話す回路が脳にできていない状態。
難易度の高い英会話のレッスンを受けても効果が薄くなってしまいます。
もったいないですよね。
例えば、
・次の会議はいつにしましょうか?
・議事録書いてみんなに共有しておいてくれる
・明日の10時に東京駅で待ち合わせしよう
ビジネスにおいてよく使う、こんなフレーズが瞬時に口から出せるでしょうか。
頭の中で、日本語を思い浮かべて、「主語はとか動詞は。。。」など考えていませんか。
中学校の文法レベルの文章が、スラスラと口から出てこない状態では英会話はのびません。
自信がない方は、まずはここを克服してしましましょう。
初級者がやるべき英会話の勉強の始め方
初級者の方がやるべきことはシンプルです。
会話でしばしば使用される、基軸となる口語文を、何度も繰り返し訓練しましょう。
単なる記憶ではなく、自然と口に出てくるレベルまで、声に出して覚える。これが初期段階での飛躍的な英会話能力の向上を可能にしてくれます。
勉強の始め方としては、英語で話す脳回路を作るための王道の勉強法がおすすめ。
「瞬間英作文シリーズ」を一気にやってください。
無意識にアウトプットする感覚をここで習得するようにしましょう。
オンライン英会話などを受講する前に一通りやると、英会話のスキルアップしやすいです。
英会話の初級者の定義と勉強の始め方
次に中級レベルです。
英会話:中級レベルとは?
中級レベルとは、相手によって聞き取れたり聞き取れなかったりする状態です。
アメリカ人のトムのゆっくり話してくれる英語はわかるんだけど、オーストラリア人のピーターの英語はさっぱり。。
こんな状態が必ずやってきます。
原因はいくつかあるのですが、「リエゾン・リダクション・フラッピング」を使われるとお手上げになる人が多いです。
単語を1つ1つしっかりと発音してくれる場合は聞き取れるのですが、ごちゃっとなると聞き取れないんです。
ネイティブに特においのですが、単語を発音記号通りに発音しないパターンがあるのです。
このパターンは数に限りがあるので、覚えてしまえばオッケーです。
中級者がやるべき英会話の勉強の始め方
中級者の伸び悩みの壁を突破するには発音にこだわることです。
ワンランクステップアップすることができます。
英会話レッスンなどでネイティブの先生の英語が、何度聞いてもわからないことを経験したことありませんか。
そういった人は大抵、その文章を自分で正しく発音することができていないのです。
自分で英文を正しく(省略形、破裂音の消滅など含む)発音できるようになれば、ネイティブが同じ文章を読んでも、ほぼ聞き取れるはずです。
勉強の始め方としては、とにかく正しく発音する訓練を繰り返すこと。
幾度となく発声練習を実行して、発音の上り下りや拍子(シラブル)に最新の注意を払って、聴くようにして、確実にコピーするように心掛けなければなりません。
また、英語の発音には特有の音同士の連なり(リエゾン)があります。
こうした事柄を念頭に置いておかないと、どれほどリスニングを繰り返しても、聞きとることができないでしょう。
「発音できない音は聞き取れない」という名言があるくらいです。
発音できない音は聞き取れないことを体験してもらうためには下記のYoutubeがおすすめです。
英会話の上級者の定義と勉強の始め方
中級レベルでリエゾン、リダクション、フラッピングを覚えると、だんだんと英語が聞き取れる部分が増えてきます。
おそらく、海外出張してもそれなりに独力で対応できるレベルになっています。上級者の仲間入りです。
それでもネイティブの英語が理解できない部分が、まだ2割程度残っている方をここでは上級者と定義します。
これは、ネイティブの英語のスピードについていけてないことが原因です。
ネイティブは1分間に160〜200単語ほど話します。自分で試してほしいのですが、かなり早いです。
このスピードを体験したければ、1つ好きな洋画を字幕ありで聞いてみてください。ほとんど聞き取れないと思います。
これがネイティブの本場のスピードです。上級者はこれに慣れていく必要があります。
上級者がやるべき英会話の勉強の始め方
勉強の始め方としては、適した教材選びです。
先ほど述べた、1分間に160〜200単語ほどで話している音声が必要です。
かめリーマンが実践したのは、Netfilixで好きな映画を見つけて、繰り返し見ました。
1回目は字幕を見て聞きます。
2回目は字幕を全部ノートに書き写して、わからない単語やセリフを調べます。
3回目以降は字幕を見ながら、聞き取れなかったセリフを何度も聞き直します。
Netflix learning englishというChromのアドオンを使えば、1つ前のセリフに戻ったり、何度も同じセリフをリスニングするのが簡単にできるので、ぜひ使ってください。
Chrom拡張機能の「Netfilix language learning」がヤバイ。かめリーマンの英語の勉強でツールの第一位。セリフの字幕が画面右側でみれて、キーボード一つで今のセリフ、前後のセリフを繰り返して聞ける。字幕の単語をクリックすれば日本語の意味がポップアップ表示。勉強の効率化マックスです。 pic.twitter.com/2tip6DB0sB
— かめリーマン🇸🇬|海外駆けるのお休み中@コロナ (@Marceryoma) November 2, 2020
次に英会話教室で、意識的にネイティブ(特に、アメリカ人、オーストラリア人、イギリス人)講師を選んで、早いスピートで話してもらうようにして実践しまくりましょう。
ネイティブでも国によって訛りがあります。各国の特徴を理解することも、リスニングを強化する上では大切です。意識して慣れる訓練を積極的にしましょう。
普段から、徹底的な暗唱と実践の繰り返しによって、英語が記憶の中に溜まっていくと、早い口調の英語喋りに対応する脳の回路が出来上がります。
粘り強く勉強を続けましょう。
このレベルになると、経験をどれだけ積んできたかで、レベルに差が出てきます。
実践あるのみです。
まとめ
英会話のスキルアップのコツは「とにかく覚える暗記フェーズ」と「覚えたことを試す実践フェーズ」のバランスが重要です。
レベルによって勉強内容を、より高度にしていきましょう。
覚えるフェーズであれば、単語の暗記フェーズ➡︎文章の暗記フェーズ➡︎さらには好きな映画のセリフの暗記フェーズみたいに。
実践フェーズでは、基礎英会話の文章を使って会話➡︎ネイティブスピードで話してくれる講師とフリートーク➡︎さらには英語のニュース記事を元にディスカッションなど。
いきなり難しいことをやるのではなく、一歩一歩じっくりつ前に進めていきましょう。
1日に5時間勉強頑張って三日坊主になるなら、毎日10分でかまいません。1年間も続ければ英会話力が必ず上がります。
最初の3ヶ月〜半年は成果が見えづらくてモチベーションの維持が難しいかもしれませんが、必ず成果は見えてくると信じて継続しましょう。
継続は力なりです。