・日系企業の給料が安いって本当なの?
・海外の方が給料が高いって一部の国だけでしょ…
・海外で働くにはどうすればいいのかな?
こんな悩みや疑問を解決します。
優秀な大学に入って、
一流企業に入社、30年間お勤め。
ご苦労さまです。
後は、悠々自適な年金生活。
一昔前は、これが勝ち組だったかもしれません。
今では、はっきり言って負け組です。
日本の企業の給料は、世界に比べて安いし、なかなか上がらない。
その上、年金などの負担額は大きくなるばかり。
結論から言うと、
こんな感じです。
データを分析してみると、
日系企業の給料が、いかに上がっておらず、
社畜ジャパンであるか理解できます。
この記事では、そんな現状を解説していきます。
Contents
日系企業の給料は安くて終わっているというお話
日本は、超高齢化社会。
高齢社会白書によると、
1950年頃は、「12人で1人」の高齢者を支えてました。
2020年には、「2人で1人」を支える時代に突入です。
負担(Give)は増えても、
もらえるモノ(Take)は、何もありません。お先真っ暗。
「高齢化社会」より「若者激減化社会」について議論すべきです。未来ある若者が魅力ある日本と感じてもらう。自然と稼ぎが増え、税金での高齢者の負担が可能になるから。ジジ・ババの介護のために、必死で働けと言っても動きませんよ。議論の中心を「老人」でなく「若者」にしましょう。
— かめリーマン🇸🇬 (@Marceryoma) January 10, 2022
若者が魅力を感じない国には、未来はありません。
そうなんだけども、
日本にいたらやばいぞ、
海外の方が給料が高いぞ、
よし、日本を脱出しよう!
そんな勇気がある人は、ほとんどいません。
日本の会社で働き続け、
給料は上がらないもんで、
不景気なのは当たり前なんだと、
いつしか、悪い意味で「慣れ」てしまいます。
この「慣れ」をぶっ壊す必要があります。
日本企業の給料は安いし、増えもしない現実を知る
日系企業の給料は安い。
本当に給料は、上がっていないのでしょうか?
下記のデータを見てください。
(参照:OECD Data)
OECDの調査によると、
加盟国の中で日本の年収は、
22位で38,500USドル。
OECDの加盟国平均が、49,200USドルで、それよりも下。
アメリカは69,400USドルで、2倍近い年収です。
給料が高いから裕福か、そうでないかの議論は、
今回は置いておくとして、
給料という面では、間違いなく平均より下という現状なのです。
さらに、ここ20年間で、
給料がどれくらい上がってきたか?
(参照:OECD Data)
赤い線が我が国Japan.
ほとんど、横に一直線。
なんと、2,000年から2,020年までに、
給料は1.004倍もUP!
( ̄△ ̄;)エッ ( ̄△ ̄;)エッ
仮に時給1,000円で働いていたら、
1時間に4円増えます。
わーい3時間働けば、うまい棒ゲット!
終わってます。4円アップのために、社内の空気を読んで、
忖度する暇あったら、時代を読めって話ですよ。
一方で年金なんて、
平成元年では8,000円だったのが、令和元年で16,410円。
給料4円UPに対して、負担は8000円増。。。
日本って素敵ですね。うふふ。
ちなみに、お隣の韓国は1.43倍、アメリカは1.25倍、イギリス、ドイツとかで1.2倍。
(*´꒳`*ノノ゙パチパチ
日本は、他の国に比べて、稼げていない。
グローバルに戦えておらず、競争に負けているということです。
アジアのエリートは、すでに日本エリートより稼いでいる
ここでは、「平均」の話ではなく「中流家庭〜エリート」のに絞ります。
平均にすると、貧富の差が激しい国の給料の値が、
下がってしまい、実態が見えなくなるからです。
ざっくりイメージすると、
東大・京大などの国立大学、早慶上智などの私立に行って、
いわゆる大手の日経企業、トヨタ、富士通、三菱商事などに入社する。
それと、海外(特にアジア)の同様の給料の実態を探ってみます。
例えば、中国の調査会社によると、
エリート層までいきませんが、既婚の家庭で、子供がいると
平均年収が519万円、エリートになるとピンキリですが、
年収平均は1,000万円近くになります。
かめリーマンが働いている、シンガポールでは、
まさに自分が中流家庭なのですが、
年収は約1,500万円。
日本で働いているときは600〜700万円でした。
しばしば日本では「家庭年収300万円」と言われます。
これは中流よりは下になるのかなと思いますが、
中流家庭で、年収1000万円を超えるイメージはないかなと思います。
ちなみに弊社は本社より海外子会社の方が給料高い
— 𝙵𝚊𝚕𝚌𝚘𝚗メタバース (@makotofalcon) February 10, 2022
私がいた前職は、まさにこの状態でした。
日本の企業で部長級だと800万円くらいでしたが、
海外現地法人@シンガポールでは、1,600万円。
2倍も開きがありました。
日本人は、世界を知らなすぎます。
皆平等教育の弊害と言えると思うのですが、
周りが皆同じ状態だと、「なんかこれ変じゃね?」って思わない。
仮に思ったとして、声を出してみると
大多数の思考を停止した、常識かぶれの集団に、
「え?大丈夫。。頭おかしいんじゃないの。。。」
とウザがられる悲惨な状況です。
みんな平等に。いわゆる「同質化」が周りを気にしなくて良いと言うけど逆です。同じことが当たり前と思うから、ちょっと違うことをやる人を妬み、恨むんです。みんなバラバラ・個人の自由でいいよってなると、横の変なやつも気にならなくなります。出る杭にすら気づかないがベストな教育です。今はね。
— かめリーマン🇸🇬 (@Marceryoma) February 1, 2022
日本の教育が変わることを期待します。
海外で働くことを視野に入れて、英語は絶対に勉強しておくべき
論破王のひろゆきさんの話ですが、
優秀な家庭のサラリーマンは、
日本の大手企業で、良いポジションについて、高い給料をもらう。
今から海外に行っても、優秀で英語が話せる海外の人に勝てないから。
でも、10年後の日本を憂いており、
子供にはガチで英語教育をさせている。
これが、賢い戦略なのかなと思います。
ただ、20〜30代前半であれば、
2〜3年それなりに勉強すれば、
英語は、それなりに仕事で使えるようになります。
今からでも遅くはないです。
私の周りで、英語ができる賢い人は、
海外で、高い給料で10年ほど働いて、
お金を一生懸命貯めて、日本に帰国。
日本の田舎でFIRE的に、悠々自適に過ごす。
こんな生活をしている人もいます。
まとめ
いかがでしたか。
日系企業の給料が、安い現実を理解していただけたかと思います。
- 平均賃金は、世界的にみて中の下
- ここ20年で給料は0.4%しかUPしてない
- 海外の中流階級では、年収1000万円も普通
- 子供には海外を視野に入れて、英語教育をすべき
物価が安いとか、国が安全とか、
色々と反論すべきところはあると思います。
ただ、理解しなくてはいけないのは、
日本の給料は、ここ20年で全然上がっていません。
海外に比べて、給料平均は中の下のランクです。
こんな日本に、若者は未来を感じるでしょうか。
それなのに、超高齢化社会をどうするだとか、
言ってますが、ズレてます。
若者が魅力ある日本と感じ、
仕事をすれば、結果を出せば、
健全にそれなりの対価がもらえれる。
すると自然に、競争力が生まれ、
日本は豊かになり、給料も上がり、国の税金も増えます。
結果、老人への予算分配が大きくなる。みんなハッピー。
日本の会社で、給料が今の3倍になるって言ったら、ワクワクしませんかね。