未経験でもフリーランスとして副業で稼げるのか
どんなフリーランスが稼ぎやすいのか?
フリーランスになる方法が知りたい
こんな悩みや疑問を解決します。
テレワークが当たり前になり、副業も許容される時代になってから、フリーランスという働き方を求める人が増えてきました。
普段は会社で働いている人も、1つの収入源だけでは将来が不安、もう少し稼ぎを増やしたいと思うものです。
こんな理由からサラリーマンがフリーランスとして仕事の隙間時間を使って、トライしています。
フリーランスと言っても、稼ぎやすい・稼ぎにくいフリーランス職種があるので、見極めておきましょう。
この記事では以下のことが分かります。
フリーランスとして副業で稼げるのか
未経験でおすすめのフリーランス職種
フリーランスになって稼ぐ方法
フリーランスとして副収入を得たい方だけでなく、フリーランスをやってみたけど、うまくいってないという方も、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
未経験フリーランスでも副業として稼げるのか。実態を把握する
「未経験フリーランスでは稼げない?」と思うかもしれません。
結論からいうと、後述する特定のスキルをしっかりと身につけておけば可能です。
働き方が変わってきており、「個人が個人に仕事を頼む」ビジネスが増えてきているので、需要がたくさんあるからです。
フリーランスのビジネス規模は拡大している
そもそもフリーランスの経済規模が大きくなっています。
(参照:LANCERSの2018年度版_フリーランスの実態)
こんな感じです。
2018年のデータですが、この時点で2015年に比べて、経済規模は3倍になり8兆円です。
テレワークや副業が普通になりつつある2021年の規模は、もっと大きくなることが容易に推測できます。
ちなみにアメリカでは2027年に、フリーランス人口がノンフリーランス人口を超えるとの予測があるそうです。
日本では、2019年から2020年の間に約25万人ものフリーランスが増加しています。
働き方改革が叫ばれるようになり、さらにCovid-19が追い風になったのでしょう。
フリーランス4つのタイプを知る
まずは把握するために、まずはフリーランスには4つのタイプがいることを知りましょう。
タイプによって稼いでいる額が違うからです。
(参照:LANCERSのフリーランスの実態調査2020ね年度版)
このようになります。
副業としてフリーランスの仕事をする人
2社以上の企業と契約ベースで仕事をする人
企業に属さない独立したプロフェッショナル
個人事業主・法人として経営しているオーナー
本業に加えて、副収入を増やしたいと考えている人は「副業系すきまワーカー」になります。
4つの職種の中でも409万人と一番多く、これからも増えていくと思われます。
フリーランスでどれくらい稼げているの?
それでは、副業系すきまワーカーはどれくらい稼いでいるのでしょうか。
(参照:LANCERSのフリーランスの実態調査2020ね年度版)
このように副業系すきまワーカーは平均すると年に63万円稼いでいます。毎月約5万円と言ったところです。
平均ですので、毎月10万円以上稼いでいる人も多いです。
かめリーマンの経験からすると稼ぎが0円の人も多いと感じてます。
月5万円稼いでいる人より月10万円稼いでいる人の方が多いのではと思います。
未経験でこれからフリーランスで副業をしてみようと考えている人は、1年後に月に10万円を目指すのくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
会社員としての収入に10万円が上乗せできれば、かなり生活が楽になってくると思います。
未経験でもフリーランスで稼げる|おすすめのお小遣い稼ぎの職種5選
10万円程度のお小遣い稼ぎができる、おすすめのフリーランス職種はどんなものがあるのでしょうか。
未経験であることも考慮すれば、そもそも企業の大規模案件にいきなりトライするのは危険です。
まずは、個人の依頼が多い業種を狙いましょう。
そこで知っておいて欲しいのが下の図です。
(参照:LANCERSのフリーランスの実態調査2020ね年度版)
このように月10万円を狙うなら、④に関する職種を狙いましょう。
その中でも「コーダー・デザイナー・動画編集」あたりがおすすめです。(詳細は下部)
また、いきなり①〜③に行くことも不可能ではありませんが、未経験者では厳しいです。
将来、フリーランス1本で行きたいと考えている人も、まずは副業ベースで④にチャレンジしてから考えるようにしましょう。
WordPress エンジニア
WordPressエンジニアは、副業系ワーカーにぴったりの職種です。
企業だけでなく、最近はWordpressでブログを書いて、アフェリエイトで稼ごうと考えている個人が増えてきており、ウェブサイトの構築をフリーランスに頼む傾向があります。
「サーバーのインストール+初期設定」は1回あたり1万〜3万円くらいが相場です。
私の友人は何も知識のない状態でしたが、オンラインスクールに通って勉強し、今ではWordpressの構築で毎月コンスタントに10万円を稼いでいます。
他にもWordpress上でのトップページやコンテンツページのデザインやコーディングなどの仕事もあります。
詳細な知識と経験を積めば、もっと単価の高い案件を受注することも可能です。
将来、フリーエンジニアを目指すのであれば、転職補償付きのオンラインプログラミングスクールに通って、数年実務を積んでから独立するのがいいでしょう。
WordPressの構築・制作を学ぶなら、TechAcademyの「WordPressコース」がおすすめです。
企画、設計、制作、運用メンテの全てのフェーズを網羅
プラグイン・カスタムフィールドなど学び、顧客に付加価値を提供
架空の企業のサイトを一から作ります
あなたオリジナルのWordpress用のテーマを作れます
このように、TechAcademyのWordpressコースなら、構築からウェブコンテンツのオリジナル作成まで、幅広くスキルを身に付けられます。
サポートもかなり充実しており、マンツーマンのメンターやチャットサポート、さらには回数無制限の課題レビュー付きです。
また、転職保証付きのコース「TECHACADEMY PRO」もあります。こちらは内定が出ない場合は、受講料を全額返金してくれます。
Webコーダー
Webコーダーは後述するフロントエンジニアの初級レベルみたいなものです。
多くはHTMLを使ってWebサイトの構築をする仕事です。
Webサイトの企画・設計はする必要はなく、決められた設計書に基づいてコンテンツページを作ったりします。
1つの案件で5万〜10万円くらいが相場かなと思います。
フロントエンジニアになりたい初心者が、最初に目指す職種ですね。
こちらは、TECHACADEMYの「HTML/CSSトレーニング」がおすすめ。値段もお手頃です。
また、独学であまりお金をかけずに勉強をしたい方はUDEMYでHTML/CSSのトレーニング動画があります。とても安いです。
フロントエンドエンジニア
Webコーダの次のステップであるフロントエンジニア。
全くの未経験からいきなりなるのは難しいので、Webコーダを目指して実戦を積んでから、次にこちらを目指すのがいいかもしれません。
独立している人も多く、平均年収は400万円〜650万円のレンジです。1000万円を超えている人もいます。
1件あたりの単価も高くなり、内容にもよりますが、40万〜60万円くらいが相場ではないでしょうか。ただ、納品するのに数ヶ月から半年とそれなりの期間がかかります。
フロントエンジニアは、より幅広い知識が必要で、HTMLやCSSに加えて、PHP言語での設計や実装も必要です。
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の構築(Wordpressが多い)をしたり、Webデザイナーが担当するWebページのコンテンツ設計なども依頼されることがあります。
仕事の範囲が広いので、過去の実績がないとなかなか発注は難しいかもしれません。
「TECH CAMP」のプログラムで一気にエンジニアスキルを身に付け、転職サポートを利用して実績を積むのがおすすめです。
もしくは「フロントエンドコース」を受けながら、まずは「geechs job(ギークスジョブ)」や「Midworks」などにフリーランスエージェントに登録しておいて、案件を探す方法もあります。
動画クリエイター
動画クリエイターは、小さな案件を獲得するのに適した職種です。
企業がYoutubeやインスタグラムで動画を使って宣伝することが増えたり、個人のYoutubeビジネス市場が増えたりしているからです。
動画の編集作業の案件はとても多いのです。
スキルマーケットのCoconalaで、動画編集の案件を調べてみたところ、執筆時点で45,691件もありました。
1件あたりの単価は3,000円〜20,000円程度で依頼内容も簡単なものも散見されました。
動画編集スクール「クリエーターズジャパン」は価格がお手頃ですし、初心者でもわかりやすいと評判です。
企業は動画広告の効果をかなり重要視するようになってきており、投資するようになってきたからです。
WebデザイナーやWebコンサルタントの知識を持っていると、上記の報酬が高い企業案件の獲得が期待できます。
ブロガー・アフェリエイター
お手軽にできる副業として、ブログでのアフェリエイターはかなり浸透してきました。
転職の情報、英語の勉強の仕方をブログ記事にしたり、子供向けの教育アイテム、美容アイテムのレビューを記事にして、アフェリエイトで副収入を得ています。
ブロガーのよいところは、とにかくコストが安い。
サーバーとドメイン名をレンタルするくらいで、あとはPCあればどこでも作業ができます。
誰でも気軽にできるので、トライする人は多いようですが、挫折する人も多いのが事実です。
執筆したブログの記事が、検索エンジンでヒットするようになるには、半年〜1年かかることもあります。地道な作業が必要です。
このサイトもアフェリエイトで副収入を得ています。
実際に収入をゲットできるまでに1年半くらいかかりました。独学でやっていたせいもありますが…
この界隈で有名なマナブさんのアフェリエイト講座を読んで、何度もトライ&エラーすることで、収益化することができました。
14,800円と決して安くないですが、プログラミングスクールに行くことを考えれば、断然安いです。
かめリーマン同様に、初心者ブロガーがこの教材を勉強して副収入を得ることに成功していますね。
おまけ:データサイエンティスト
最後は、今までとは異質な職種のデータサイエンティストです。
お小遣い稼ぎ感覚ではなくなってしまうのですが、スキルを身につければかなりの高収入が望める、付加価値の高い職種なので紹介しておきます。
月収100万円以上を稼ぐことも結構当たり前の世界です。
データサイエンティストは、企業が保有しているあらゆる情報を分析します。
ビジネス上の課題を洗い出したり、無駄な作業を効率化するための解決方法を見つけるために、様々なデータを分析します。
分析した結果をもとに、企業に改善提案をする役割も担います。
データサイエンティストは「ビッグデータ」というバズワードがで始めた頃に、世界に知れ渡るようになった職種で希少価値があります。
まだまだ、需要に対して供給が追いついていない業界で、いったんデータサイエンティストとしてのスキルを付ければ高収入が望めます。
最近では、TECKADACEMYが「データサイエンスコース」コースを開講しています。
フリーランスに限らず、大手企業でも求人の多い職種になっていますので、職には困らないでしょう。
どうやってフリーランスになって稼ぐのか
プログラミングスクールなどに通って、スキルを習得するだけでは稼ぐことはできません。
案件を発注してくれる個人・企業を探す必要があります。
未経験から初めて案件を受注するのは、独力ではかなり厳しいので、まずはスキルマッチングサイトで個人案件にトライすることをおすすめします。
「wordpressでブログ構築のお手伝いします」とか「Youtubeの動画編集をします」など個人向けのサービスを登録しておきましょう。
個人案件を狙う
(1)クラウドワークス
企業や個人が、ちょっとした作業を依頼したい時にクラウドワークスは重宝されています。
報酬が数千円で、1日で完了できる案件もありますので、未経験者が経験を積むには最適の環境です。
(2)ココナラ
こちらもクラウドワークスと同じく、小さな個人案件が豊富です。
かめリーマンは何度か、こちらのサイトにお世話になっておりますが、コミニュケーションもしやすいですし、支払いなどもスムーズでした。
企業案件を狙う
個人案件で自信がついてきて、もっと高額の案件にトライしたい方はフリーランスエージェントを使うことをおすすめします。
あなたのスキルとお手伝いを望んでいる企業や個人をマッチングしてくれます。
特にIT系のフリーランスは市場が大きく案件が多いので、ぜひ登録してどのような案件があるのか参考にしてください。
報酬の高い案件はどのような分野や要件が多いのか把握しておくといいです。
どんなスキルをより強化すればいいのか見えてくるからです。
フリーランスの方がよく使っているエージェントをいくつか紹介しておきます。
(1)ギークスジョブ
大手企業からベンチャー企業まで様々な業界との取引実績を持っている、日本最大級のITフリーランスの求人サイトです。
(2)エンジニアルート
取り扱っているITエンジニアの職種が多いのが特徴です。(オープン・WEB系、インフラ・サーバ系や、コンサルティング、PM、PMO、システムエンジニア、プログラマー、ヘルプデスク・サポート系、ディレクター、WEBデザイナーなど)
実際に、案件を取ってくる営業さんが、直接相談に乗ってくれるので、リアルな情報を得ることができやすいのも売りの1つ。
(3)Midwalks
企業の正社員都道等のレベルの保障つきで、収入を最大に、リスクを最小に抑えてエンジニアの独立をサポートするサービスが売りです。
独占案件、非公開案件を含め首都圏、大阪を中心に約3,000件の求人を保有しています。
(4)フューチャリズム
含め年間2,000名以上マッチングを成功させており、優良企業、成長企業の高額案件が豊富です。
その他のエージェントの詳細はこちらにまとめておきました。
エージェント | 詳細 | 案件数 |
ギークスジョブ | レビューを見る | 1575件 |
エンジニアルート | レビューを見る | 164件 |
Midworks | レビューを見る | 1521件 |
フューチャリズム | レビューを見る | 2238件 |
クラウドテック | レビューを見る | 7533件 |
ポテパンフリーランス | レビューを見る | 438件 |
フォスターフリーランス | レビューを見る | 347件 |
※案件数は記事執筆時点のものになります。
小遣い稼ぎを経験し、独立を考える
もしお小遣い稼ぎだけでなく、将来はフリーランスだけで生計を立てることができたらなと考えている方もいると思います。
独立に成功している人の多くは、転職保証付きのプログラミングスクールにをとおして、3年ほど企業で実績を積んでいます。
その後、IT専門のフリーランスエージェントに登録して、実績を強みに企業案件を獲得しているケースが多いです。
まずはお小遣いが稼げる程度でもスキルを身につけなければ、独立の道は険しいですが、地道にひとつひとつ進めば実現は可能です。
まとめ
いかがでしたか。
未経験者でもお小遣い稼ぎであれば、十分に可能だということがわかっていただけたと思います。
特に稼ぎやすいフリーランスの職種は以下の5つ+1(おまけ)です。
フリーランス職種 | 平均案件報酬 | 詳細 |
WordPressエンジニア | 60万円〜80万円 | 詳細はこちらから |
Webコーダー | 30万円〜50万円 | 詳細はこちらから |
フロントエンジニア | 60万円〜80万円 | 詳細はこちらから |
動画編集者 | 0.5万円〜1万円(動画1本) | 詳細はこちらから |
ブロガー | 10万円〜300万円(月収) | 詳細はこちらから |
データサイエンティスト | 80万円〜120万円 | 詳細はこちらから |
これからは、ますます個人が個人とビジネスをする時代に突入します。フリーランスという働き方は数年後には当たり前の時代がくるかもしれません。
今のうちから、将来に向けての準備をうまく進めたいですね。