こんにちは
英語学習の中で大きな割合を占める英単語・英文法ですが、みなさんはどのような方法で勉強していますか？
英単語・英文法はなんとなく参考書を買って解いてみるだけではなかなか身につかず、そのうち「頑張っても全然できるようにならない！」という気持ちになってモチベーションが保てなくなってしまう可能性があります。
どうしてもつまらなくなりがちな基礎固めだからこそ、できるだけ効率的に学習して早く達成感を感じたいですよね。
そこで今回は、英単語・英文法の勉強法についてご紹介したいと思います。
Contents
まずはアナログな方法にトライ。自分に合うやり方を見つけよう
英単語の学習にこうやれば絶対に覚えられるといった王道はありません。とにかく日々の努力のみが英単語力を向上させます。毎日やって飽きづらい、疲れにくい、自分に合った方法を見つけることが最も重要になってきます。
まずは、みなさんに馴染みのある「声に出す」「書く」「見る」の３つでアプローチしてみてどの方法が自分では取り組みやすいか判断しましょう。
声に出す
暗記するとき、単語を口に出すようにします。学生時代、“church”を「ちゅるちゅ」、”environment”を「えんびろんめんと」などと頭の中で語呂合わせしながら覚えた経験のある方は、ぜひこの方法で正しい発音と共に単語を身に付けましょう。
大切なのは語呂合わせは覚えやすいのでオッケーなのですがその際に正しい発音方法も一緒に覚えてください。慣れてきたら正しい発音を声に出しながら（覚えやすい語呂合わせを使わず）単語のスペルが思い浮かぶようになるとベストです。
詳細は省きますが、正しく発音できないとその単語を聞き取れるようになりません。子供にchurchを「ちゅるちゅ」と覚えさせていたら「チャーチ」と聞こえた時に絶対にchurchとは思いませんよね。
単語を語呂合わせで覚えるのは覚えやすいのでガンガン進めると同時に、正しい発音も大変ですが一緒に覚えましょう。
スペルに対する正しい発音が分かるようになると、スペルミスが格段に減ります。音とスペルを合わせて頭にインプットしておくことで、リスニングにも対応できるようになりますのでお勧めの方法です。
書く
１つ１つの単語を、あらかじめ決めた回数書き連ねます。ひたすら手に覚えさせる方法ですね。ただ、「書くこと」が目的になってしまって頭に入ってこないようでは意味がありません。手を動かしながら、「暗記する」という意識を失わないようにしましょう。
書きながらブツブツと発音すると完璧です。ただ、狭い電車の中でブツブツ言いながらノート広げて単語を書きまくっていると冷たい視線がくるのでそれでも負けずにブツブツ言ってやりましょう。
見る
市販の単語帳などを使って、ひたすら見る！というトレーニングです。ただ、こちらも先ほどの「書く」方法と同じで、きちんと記憶することなく単語が目の前を通り過ぎて行ってしまう可能性があります。絶対にこの１回で覚えるぞ！くらいの緊張感を持って進めるようにしましょう。
「見る」場合は、「声に出す」、「書く」より楽な作業になります。「見る」場合に一番大事なことは頻度を圧倒的に増やすことです。
朝起きてパラパラ5分見る。トイレに入ったら3分見る。通勤電車で5分見る。会社に着いたら1分見る。ランチタイムに10分見る。
とにかく頻度を増やすのです。人間の脳の構造上、1日1回何時間見ても覚えられません。1回見る時間は長くても10分以内。1日10回を目標に見まくりましょう。
英単語アプリもおすすめ
スマートフォンをお持ちの方は、アプリを使って学習に取り組んだことはありますか？最近は、無料の英単語アプリにもハイスペックなものが増えてきています。重たい単語帳を持ち歩かなくても隙間時間に取り組める英単語アプリはとても便利です。
モチベーションの維持が難しい方や、「普段は他の方法を使っているけどたまには息抜きで楽しく暗記したい！」という方にとっても、ゲーム感覚で楽しく学習できるのでおすすめです。英検やＴＯＥＩＣに特化したもの、学年や受験対策に合わせたものなど目的に合わせてアプリ選びにもこだわりたいですね。
お勧めのアプリ、スタディサプリについてはこちらの記事にまとめました。
他にもいろいろなアプリがあるのでご参考にしてみてください。
似ている単語は一気に覚えて
効率的な単語暗記の方法として、似ている単語同士を関連付けながら一気に覚える、という方法があります。例えば、”incredible”という単語について見てみましょう。
「信じられない」という意味の形容詞で、有名な映画に「Mr. incredible（ミスターインクレディブル）」があるのでなんとなく意味を知っている人が多いと思います。さて、この単語はよく見ると３つの部品に分解することができます。
“incredible”
＝”in-”「～ではない（否定）」＋“-credit-“「信用、信じる」＋”-able”「～できる（可能）」
クレジットカードを想像すれば“-credit-“の意味にはなんとなく思い当たりますし、”be able to～”を思い出せば”-able”は可能を表すというのもわかると思います。
ここで特に大切なのは、頭の”in-“で、ここに否定の意味があることを知っていれば単語の意味はすぐに分かります。「信じることができる(credit＋able)」を否定するわけですから「信じられない」という意味になるんですね。
そこで、同じように”in-“から始まる他の英単語についていくつか見てみましょう。
“incapable（能力の低い、できない）”
＝”in-“「～ではない（否定）」＋”capable”「有能な、可能な」
“incorrect（間違いの）”
＝”in-“「～ではない（否定）」＋”correct”「正しい」
“ineffective（効果的でない、無効な）”
＝”in-“「～ではない（否定）」＋”effective”「効果的な」
このように単語を分解して、同じ部品を持つ単語をまとめて覚えていくと効率的に暗記を進めることが出来ます。
同じ部品を持つ単語にどんなものがあるか分からない時は、英和辞典をめくってみるのもいいでしょう。大抵は単語の頭の部分に共通点がありますので、同じページに載っている単語をチェックして行けば、似た単語をリストアップしていくことができるでしょう。
英文法は徹底的に理解してから進む。実はそれが一番の近道。
英文法を学習するのに最も大切なのは、「徹底的に理解してから次に進む」ということです。
英単語を暗記するときは、覚えた気がする・・・というくらいで先に進んで、何度も繰り返し学習しながら記憶に焼き付けていく方法でも効果があるのですが、英文法の場合はつまづいたタイミングでしっかりと理解して先に進むのが最も効率的な学習法です。
問題を解いていて間違えた時は、どの文法項目の理解が甘かったのかをしっかりと確認し、関連する事柄をできるだけ全部マスターしてから次に進むようにしましょう。
都度立ち止まっていると遠回りしているように感じるかもしれませんが、分かった気がする、という程度で先に進んでしまえば、必ずまた同じところでつまづいてしまいますから、結果的にはこの方法が一番効率的です。
先生なりきり勉強法
「徹底的に理解！」とは言うものの、どのくらい理解した段階で先に進めばいいのか悩んでしまいますよね。理解度の目安としては、自分が先生になったつもりで、その文法項目について人に説明できるレベルになったら、先に進んでもいいと考えておきましょう。
周りに人がいない環境であれば、ブツブツ口に出して説明するのもいいですし、声が出せないのであればノートに板書するつもりで文法項目をまとめておくのもいいでしょう。
ノートにまとめておけば、わからなくなったときに見直すことが出来ますし、TOEICなどの本番前に使う自分専用の参考書にもなります。
最終的には英作文できるレベルまで
英文法学習の最終目標は、その英文法を使って作文ができることです。読んで意味が理解できるのは当然ですが、その文法を自分で使いこなせるようになって初めて完全に理解したと言えるでしょう。やってみると分かりますが、思いのほか難しいです。
原則が分かっているだけでは不十分で、主語や時制などに合わせてフレーズを応用したり、変化させたりしなければなりません。
身近に添削してくれる人がいなければ、オンラインで添削してくれるようなサービスもありますので、英作文を通して文法の更なる定着を図るとともに、英語における自分の弱点を指摘してもらうようにすると良いでしょう。
無料で添削してもらう方法としてツイッターでアカウントを作成して英作文をツイートします。プロファイルに英語を勉強している日本人です。ぜひ、ツイートのレビューをお願いします！
これでいろいろな人からコメントもらえるし、さらには外国人と友達になってツイートで英語のコミニュケーションが実践でできるのでかなりお勧め。
まとめ：自分なりの勉強法を確立しよう
英単語と英文法の学習法についてご紹介してまいりました。参考になることはあったでしょうか。
リスニングは、洋楽や海外ドラマなども活用しながら楽しく学習していくこともできますが、英単語や英文法の学習はどうしてもつまらないものになりがちですよね。
単調な学習でモチベーションを保つためには、「頑張った分の成果が出た！」という達成感を定期的に感じる必要があります。ですから、英単語や英文法は効率重視で、短期間で達成感を得られるようなやり方を見つけるようにしましょう。
いろいろな方法をご紹介しましたが、最終的にはご自身にぴったりの方法を見つけるのが一番ですので、今回ご紹介したことも参考にしながら、自分なりの勉強法を確立してみてくださいね！
もしTOEICに特化した勉強法も知りたい方はこちらの記事もどうぞ。
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