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・シンガポールのPRってどうやって申請するの?
・PR申請ってめんどくさそう…
・PRのメリット・デメリットは?
こんな悩みや疑問を解決します。
かめリーマンは、シンガポールで現地採用で働いています。
8年目に突入したので、PRの申請をしてみました。
難しいんでしょと思う方が多いと思うのですが、
結論から言うと
こんな感じらしいです。
「らしい」ってのは、私は全部エージェントにぶん投げたからです。
この記事では、実際のエージェントとのやり取りと、ネットで調べた情報をもとに書いてみました。
※2022年2月
PRを取ることができました。エージェントの利用だったら、その時の様子を以下にまとめました。
Contents
【2022年】初めてシンガポールでPRを申請してみた。
2022年5月。家族会議。
かめ「PR申請してみよっか。」
かめ「なんか、給料の17%を国が出してみてくれるらしい。」
嫁「そっか。いんじゃない」
家族会議終わり。
と言うことで、5月から準備を開始しました。
7月の第一週に無事申請をしまして、
結果を待っているところです。
※2023年:承認されました。
どうやってPRを申し込むのか
一言で言うと、今はオンラインで全ての申し込みができます。
必要な書類はこれを見て準備します。
参考に、かめリーマンが準備した書類は、後述しました。
MyICAにログインして、PRの申請をします。
やり方は、2パターンありまして、
ICAはダウンロードして、やることを推奨しています。
準備する量が多いし、オンラインで一気にやると、
ミスが多いからでしょう。
不適切な部分が1つでもあると、
受け入れられない…みたいな話もありますし、
オフラインで1つ1つ丁寧に、ドキュメントを準備しましょう。
あとは、アップロードして、必要な情報を入力するだけでOKです。
PR申請に必要な書類と作成の仕方
2ヶ月かけて、準備したドキュメントは以下です。
PRに必要なドキュメント一覧
日本語ドキュメントは、受け付けられません。
英語版を入手するか、自分で英語に訳して、
翻訳証明(後述)をしてもらう必要があります。
かめリーマンが、申請時に準備したドキュメントは以下です。
全てオンライン申請なので、スキャンして、
ソフトコピー(PDFとか)にしておきましょう。
変わることはないと思いますが、
念の為IPAのホームページで、ダブルチェックをおすすめします。
Valid Passport of Applicant(s) |
有効期限(6ヶ月以上)のあるパスポート |
---|---|
Employment Pass or S Pass / Dependent Passes |
表面と裏面をそれぞれ1ページずつ |
Birth Certificate / Household Registration of Applicant(s) showing both parents’ name |
日本で言う、出生証明書。両親の名前が記載されている必要があります。 ※在シンガポール日本国大使館で入手可能 |
Official Marriage Certificates | 日本で言う、婚姻証明書。 ※在シンガポール日本国大使館で入手可能 |
Educational Certificates & Transcripts of Applicant(s) | 日本で言う、大学の成績証明書及び卒業証明書。 それぞれの大学で英語版を発行してくれるはず。 |
Current Employer’s letter stating the date of employment, position held, salary per month for the past 6 months | 会社から発行してもらうレター。 役職、給料(6ヶ月間)が記載されているもの。 会社に言えば、すぐにわかります。(多くの人がPR申請してることが多いから) 気をつけるべきは、発効日が申請する日から1ヶ月前以内であること。 |
Payslips in the last 6 Months | 給料明細(申請日から遡って、最新の6ヶ月分) |
Letter of Consent (LOC) | DP保持者(嫁とか)でシンガポールで働いている場合。(働き先が発行しています) ※現在はLOCで働けなくなっているので、該当者はあまりいないと思います。 |
IRAS consent form – Appendix – 1 (PR-PTS) | 申請時にサインする。 |
Declaration Form (PTS) | 申請時にサインする。 |
Annex A of Form 4A |
MyICAで事前にダウンロードして、会社に埋めてもらう |
One digital Passport-sized colour Photograph
|
パスポートサイズの写真で背景は白(ソフトコピー、JPEG 形式) |
あとは、申請時に親、兄弟の情報(誕生日、仕事、役職とか)も、
必要になってくるので、事前に準備しておきましょう。
あと、以下はあるとベターだよって言われたドキュメントもあります。
Resume | 別名 Cover Letterと言われるもの。 数あるPR申請で、少しでもアピールするためにあったほうが良いらしい?(政府が推奨しているわけでもないです) |
---|---|
Testimonials from Current | 俺って凄いよねって、推薦してくれる人を探して、文書でアピールします。仕事の上司でも、お友達でも、何でもOKです。 |
Contribution Letters | メディアに出たとか、Webページに載っているとか、そんな情報 |
Awards Letters / Certificates | 仕事で活かしている資格とか、会社でもらったAwardなどがあれば |
Professional Membership Certificates | 仕事などで活かしている、何かの組織や団体に所属しているとか。 |
Charity Contribution / Volunteering Service Letters or Receipts |
ボランティアに参加した証明書や、寄付などをしたレシート。シンガポールに貢献するって気持ちを示すのに使うのかと思います。 |
上記は必須ではないのですが、
シンガポール政府に、
自分が価値のある人間ですよ、
シンガポールに貢献したいんですよって、
アピールするために、無いよりはあったほうが良いんだと思います。(多分)
書類の作成の仕方
申請書類の作成で、いくつか気をつける点があります。
結婚証明書や出生証明書の、
英語版を作成するには、戸籍謄本が必要です。
日本大使館に持っていけば、作成してくれます。
出生証明書には、親の名前も記載してもらう必要があるので、伝えておきましょう。
日本の大学も、成績証明書は英語で、発行してくれるところが多いです。
それでも、日本語でしかくれない機関もあるし、
昔に紙でもらったものしかなく、
そもそも再発行してくれない場合も。
かめリーマン嫁の、教諭資格は、
日本語しかありませんでした。
その場合は、英語に翻訳して、翻訳証明をしてもらう必要があります。
要は、自分(翻訳会社)で英訳して、
この英文は、まじで嘘偽りないですよって証明してもらう。
翻訳証明は、日本大使館でやってくれます。
他にもいくつかの会社でやっていますが、
シンガポール政府からしたら、
どこぞの知らん会社より、日本大使館を信じますよね。
かめリーマンは自分で翻訳して、日本大使館に持ち込みました。
ネイティブ英語でなくても、意味が伝われば、大丈夫。
ちゃんとこの英文は問題ありませんよって、
翻訳証明書を発行してもらいました。
ここまでくれば、あとはStep by Stepガイドを見ながら、
ぽちぽちと申請していきましょう。(多分)
PRのメリット、デメリットを考えてみる。
メリット・デメリットの詳細は、いくらでもネットで記事になっているので、
ここでは、家屋会議で出た話題に絞って記載します。
毎月の給料の17%を補助してくれて、
自動的に作られる口座に貯蓄されていくようです。(メリット)
子供の将来の学費や、
病気で入院したり、
HDBを買いたい時に、
利用できるそうです。
同時に毎月の給料の20%分が、
その口座に強制的に貯蓄される。(デメリット)
我が家は給料でのやりくりが、
ギリギリなので、20%天引きされたら結構やばいです。。
日本で言う、自衛隊みたいなところに、
20代前後に2年ほど強制的に行かされます。
かめリーマンは、息子がこの2年間で、
肉体的にも精神的にも強くなるので、大賛成です。(メリット)。
体を鍛えることで、何もかもが上向きになると信じています。
40超えてからの申請。
PR取れても、そんな金はたまらないので、興味なし。
そんなことはなく、
PRは5年ごとの更新制なので、更新しなければ大丈夫。
と言っても、基本は更新すべきものだと思うのです。(悩ましい)
まとめ
いかがでしたか。
シンガポールのPR申請について、解説しました。
準備量は多いですが、
地道に準備して、一つ一つ丁寧に申請すれば、
難しいってことはありません。
一度でパスすることは、あまりないと言われているので、
ダメもとで一度申請するといいかもしれません。
2度目はそのデータがほとんど利用できるので、
申請もあっという間に終わるからです。
我が家は、将来を考えて、子供になるべく英語圏での教育をと思い、
シンガポールで働き始めました。
息子は9年目で、英語も中国語も、普通に話すことができる状態。
将来、どこでも働けるし、どこでも生きていける素養がつきつつあります。
それって、親としてとても誇らしく、羨ましくもあります。
彼が、楽しい人生だったなぁと思えるように
シンガポールで、世界中の国から来る、仲間達と楽しみながら成長してほしい。
それがPR申請の理由の大きな一つです。