6月のかめの読書感想文1
子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法
本のタイトルを見て、「なんだこれ。そんなに内定が大切か?」と思いました。
読んでみると、これがとても面白い
働き方改革で、間違いなく業務スタイルは変わって、楽になることがたくさんある。
・満員電車に乗らなくていよい
・無駄な会議になんかしなくて良い
・雑用しなくてすむ
それでもブラック企業がなくなるわけでなく、ニュースで放送される企業は優秀なホワイト企業ばかり。
確かに、ブラック企業に子供が入ってしまったらかわいそうだよね。
この本では、ホワイト企業に内定をもらうためのコツを何点かあげている。
1つ目が、「企業から何が評価されるのかを知っていること」と「企業から評価される力を得る機会が与えられていること」である。
えげつないと思うけど、そりゃそうだ。
ホワイト企業がどういった学生を好むのか知ることはなんらずるい話でなく当然の活動だし、その好む学生になるための訓練する場がなければ、知っていても意味がない。
2つ目が、学生の7人に1人は就活うつになるという調査結果があるということを親は知るべき。
売り手市場で育った親世代には、理解しがたいことかもしれないが、今の就職試験は昔と違ってやることいっぱい。
周りの友達の内定を聞くたびに、焦りだし、不安になり、そして鬱になる現状をどうであれ、把握しておかないと、いつかあなたも子供にひどい言葉を投げかけているかもしれない。
3つ目が、「一流ホワイト企業」に入るためには、IQとEQを高めるのが近道である。加えて、就活力を磨くということ
IQとは、「筋道だった論理的思考ができるか」などを図る指数。
企業は、ウェブなどの試験やディベート、ケース面接(すぐに答えの出せない質問をして、学生の問題への論理的取り組み方を確認)などによって、IQをチェック。
EQは、心の知能指数のことだ。
「自他の感情を認識、コントロールする力」「他人を尊重し、共感し、配慮する能力」を指す。
企業は、面接で「他人と協力して成し遂げたことは何ですか?」などといった質問をして、EQを測ろうとする。
ここでのポイントは、「面接官と的確かつ感情を踏まえた対話できること」
面接官が期待する質問の答えを気持ちも踏まえて汲み取り、話す能力が必要。
この2つを意識的に身につけることが、ホワイト企業からの内定をぐっと近づけると著者は述べています。
最後に、どんなに平等に採用するといっても、学歴フィルターは存在する。
どんなに、優秀な人材でポテンシャルがあっても、東大と日東駒専では評価が変わるというもの。
数回の試験と面接だけで、相手の全てを理解するのは不可能で、その人のバックにある事実情報(この場合、大学)は判断要素として、非常に重要になるのは仕方ないのかなと。
かめの読書感想文
子どもを一流ホワイト企業に内定させる方法
大学生の子供の就活に口を出すのは、子供としても面白くないと思う。大切なのは幼少期から、子供に対して物事を自分なりに考える、周りに流されない力を育ませること。就活を子供が適切に自分の人生プランに当てはめて、活動しているのであれば、世間的に成功だろうが失敗だろうが気にしなくていいのではないでしょうか。